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【ネタバレ解説】『ゴーストバスターズ/アフターライフ』30個の小ネタまとめ ─ 過去2作へのオマージュ祭り、大物俳優のカメオ出演も

ゴーストバスターズ/アフターライフ

この記事には、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のネタバレが含まれています。本編鑑賞後にお楽しみください。

ゴーストバスターズ/アフターライフ
2394264 – GHOSTBSUTERS: AFTERLIFE

リック・モラニスへのオマージュ

フィービーがイゴンの地下室を探っている際、散らかった部屋にはボウルを改造して作られたヘルメット装置がある。これは、『ゴーストバスターズ』シリーズに登場したルイス・タリーが被っていたモノとしてお馴染みだ。演じたリック・モラニスは役者業から遠のいている。もしかするとヘルメット装置は、製作側からモラニスに捧げられた粋なオマージュとして意図的に置かれたものなのかもしれない。

YouTubeに出演した幼い頃の監督

フィービーは、1984年にニューヨークを熱狂させたゴーストバスターズの過去映像をYouTubeで漁る。その動画に映っている母親と手を繋ぐ少年に注目だ。この少年は、『アフターライフ』でメガホンを取ったジェイソン・ライトマン監督本人。この映像は、第1作『ゴーストバスターズ』でカメオ出演するはずだったライトマン親子のカットシーンだ。

ディナ・バレットのドレスオマージュ

ズールに取り憑かれたフィービーたちの母キャリーは、テカテカなオレンジ・ゴールドのドレスに身を包んでいる。これは門の神・ズールに取り憑かれた者のドレスコードなのか、第1作『ゴーストバスターズ』でズールに憑依されたディナも、色の濃さには若干の違いこそあれオレンジのドレスを着用していた。

オリヴィア・ワイルドのカメオ出演

物語最大の敵ゴーザを演じたのは、『トロン:レガシー』(2010)や『リチャード・ジュエル』(2019)などで知られ、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)では監督デビューを果たしたオリヴィア・ワイルド。しかし、エンドクレジットにはワイルドの名前はなく、カメオ出演という形で参加したようだ。

「お前は神か?」再来

『アフターライフ』では、第1作『ゴーストバスターズ』で降臨した破壊神・ゴーザが復活。そのゴーザは、フィービーたちの援護に駆けつけたレイモンド・スタンツ(元)博士に「お前は神か?(Are you a God?)」と問いかける。実はゴーザとの初対面時、同じことを聞かれていたレイは「いいえ」とバカ正直に答えたことで、殺されかけていた。あの時の苦い経験を教訓に、二度目の質問にレイは「はい」と答えたのだった。

レイ・パーカー・ジュニアの「Ghostbusters」

『アフターライフ』本編が終了した直後に流れるのは、オリジナル版のテーマ曲として知られるレイ・パーカー・ジュニアの「Ghostbusters」。ちなみに、エンドロールの開始と共にかかるのは、フィービーを演じたマッケナ・グレイスの歌手デビュー曲「Haunted House」である。

ディナ・バレットのカメオ登場

『アフターライフ』には、本編終了後のおまけ映像が2つ登場。その1つ目では、本編でも活躍したビル・マーレイ演じるベンクマンのその後が明かされる。そのベンクマンが話していた女性は、オリジナル版2作に登場したディナ・バレットだ。映像が始まる直前に表示されたクレジットの通り、シガニー・ウィーバーが再演している。色々あった2人の関係の続きはそれまで明かされていなかったが、どうやら一緒に暮らしていたようだ。『ゴーストバスターズ2』では生贄にされかけたディナの息子・オスカーは、今頃どんな生活を送っているのだろう。

ESP(超感覚的知覚)実験用のカード

再登場したディナは、ベンクマンに対してカードを使ったテストをしているようだ。実はこれ、第1作『ゴーストバスターズ』の冒頭、若かりしベンクマンが学生を口説くために使っていた超感覚的知覚の実験である。「これで学生を動揺させてたのが信じられない」と呆れ顔のディナにとぼけるベンクマンは、しっかりとお仕置きを受けている。

ウィンストンの「今」

おまけ映像の2つ目は、ビジネスに成功し富豪となっていたウィンストンと、かつてのゴーストバスターズの秘書ジャニーンとの会話シーン。ここで、ウィンストンが廃墟と化したゴーストバスターズの基地にECTO-1を入庫している姿が確認できる。さらにその後、かつてゴーストたちを一斉開放するきっかけとなった「危険(Danger)装置」のボタンが明滅するカットも登場するが、これはもしかして……?

「ハロルドへ捧ぐ(For Harlod)」

エンドロール中、スクリーンには「ハロルドへ捧ぐ(For Harlod)」とのテロップが表示される。これは、オリジナル版でイゴン・スペングラー博士を演じ、脚本も手掛けたハロルド・レイミスに捧げた言葉である。レイミスは2014年に他界。亡くなる前、オリジナルキャストで『ゴーストバスターズ3』も企画されていたが、ハロルドの死により叶うことはなかった。

ここまで列挙した小ネタの幾つかは、本作の米公式YouTubeアカウントより投稿されている解説動画で確認することが可能。劇中シーン付きなので、答え合わせができる。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は全国公開中。

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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