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【ネタバレ解説】『ゴーストバスターズ/アフターライフ』30個の小ネタまとめ ─ 過去2作へのオマージュ祭り、大物俳優のカメオ出演も

ゴーストバスターズ/アフターライフ

この記事には、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のネタバレが含まれています。本編鑑賞後にお楽しみください。

ゴーストバスターズ/アフターライフ

キャリー・クーンの実夫、カメオ出演

本作には、キャリーを演じるキャリー・クーンの実の夫、トレイシー・レッツがカメオ出演している。演じている役は、キャリーが訪れる日用品店の店主。まさに夫婦共演が実現した。

トラック&乗用車のプレートに注目

本編に登場する2つの乗り物に、シリーズ生みの親であるアイヴァン・ライトマン監督の存在を感じることが出来る。1つは、冒頭シーンで道を走るトラック。ナンバープレートを見ると、「IVAN BUILT EST 1946」とある。1946年はライトマン監督の生まれた年だ。さらに、街を走る乗用車のナンバープレートにも注目だ。「48IRG91」という文字列を入れ替えると「IRG 1984 」となり、「Ivan Reitman’s Ghostbusters(アイヴァン・ライトマン監督の『ゴーストバスターズ』)」というメッセージが浮かび上がる。

一人がけソファにはご注意を

『ゴーストバスターズ』では、一人がけのソファに座ったら何かが起こる。『アフターライフ』冒頭、探知機を手に持ちソファに腰掛けている生前のイゴンの背後にはゴーストの姿。このあと、ソファの中から手が飛び出し、イゴンを押さえつける。また、屋敷にいたフィービーに後ろからソファが疾走。ドサッと座り込んだフィービーは猛烈に回転させられる。そういえば第1作『ゴーストバスターズ』でも、一人がけソファに座っていたディナ・バレットも襲われていたな。

ECTO-1のトゥインキー

ECTO-1を復活させたトレヴァー(フィン・ウルフハード)たちだったが、少々飛ばしすぎてしまい、パトカーに止められてしまう。そこでトレヴァーがグローブボックスを漁ると、「トゥインキー(Twinkie)」という菓子パイを見つける。これは、第1作『ゴーストバスターズ』でイゴン博士が、これからやってくる心霊エネルギーの量を説明するための比喩として使っていた菓子パイと同じ種類である。

警察署での「Who You Gonna Call?」

修理したECTO-1に乗り込み、ゴーストとの追跡劇を繰り広げたトレヴァーとフィービー、ポッドキャストの3人は、勾留所に閉じ込められてしまう。そこで、トレヴァーが思いを寄せるラッキーの父親でもあるドミンゴ保安官(ボキーム・ウッドバイン)が「Who you gonna call?(誰を呼ぶ?)」と一言。これは言わずもがな、「Who You Gonna Call? Ghosutbusters!(誰を呼ぶ?ゴーストバスターズ!)」という映画のキャッチフレーズへのオマージュだ。

レイのオカルト書店

第1作『ゴーストバスターズ』の後、かつての人気も衰え、仕事を失ったゴーストバスターズの面々。『ゴーストバスターズ2』(1989)では、それぞれ違うキャリアに進んでおり、ダン・エイクロイド演じるレイモンド・スタンツ博士は「オカルト書店(Ray’s Occult Books)」という風変わりな本屋を開業していた。『アフターライフ』では、この「オカルト書店」のサイネージが登場しており、『ゴーストバスターズ2』以降もレイが書店を営み続けていたことが分かる。

ジョシュ・ギャッドのカメオ出演

『アフターライフ』には、実写版『美女と野獣』(2017)ル・フウ役や『アナと雪の女王』シリーズのオラフ役で知られるジョシュ・ギャッドがカメオ出演している。演じた役は、シリーズ新登場となったブチャイクなゴーストのマンチャー。どうやら吹替版でもマンチャーの声はギャッドのままみたいだ。ちなみにギャッドといえば、2020年6月に『ゴーストバスターズ』のリユニオン番組を主催していた。

ポール・ラッドのバスキン・ロビンス

ポール・ラッドが演じるグルーバーソン先生は、スーパーマーケットを訪れる。この時、彼が向かったのは日本ではサーティーワンでお馴染みの「バスキン・ロビンス」が並んだアイスクリームコーナー。バスキン・ロビンスといえば、マーベル・シネマティック・ユニバース映画『アントマン』(2015)でポール・ラッドが演じるスコット・ラングが出所後のバイト先として選んでいた。これは単なる偶然?

ミニマシュマロマンたちの悲しいバックストーリー

2016年刊行の読み切りコミック「Ghostbusters: Deviations」では、『アフターライフ』に登場した可愛いミニマシュマロマンたちのちょっぴり悲劇的な出自が描かれている。同コミックによると、ミニマシュマロマンたちは、映画『ゴーストバスターズ』の最後にも登場した巨大マシュマロマンから生まれた「知能を持った排泄物」なのだそう。しかし、『アフターライフ』のミニマシュマロマンたちは袋詰されていたから、同コミックとの関連性は無いと思われ、何より清潔だ。ちなみにミニマシュマロマンが初登場したのは、Marvel UKとNOW Comicsから共同発行されたコミックシリーズ「The Real Ghostbusters」(1988-1992)。

ゴーストバスターズ/アフターライフ
2394264 – GHOSTBSUTERS: AFTERLIFE

ミニマシュマロマン、グレムリンから影響

大量のミニマシュマロマンたちは、とある映画のとあるキャラクターたちにインスパイアされていたという。第1作『ゴーストバスターズ』と同じ1984年に公開された『グレムリン』に登場する不思議な生物「ギズモ」が凶暴化したグレムリンだ。ある条件下で分裂してしまうグレムリンたちは、ミニマシュマロマンたちと同じように屋内で大暴れしていた。詳しくはこちらの記事を参照。

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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