『ゴーストバスターズ/アフターライフ』予習ガイド ─ ネタバレ無しレビュー、海外の反応、キャスト、あらすじまで

「Who you gonna call? Ghostbusters!!♫(誰を呼ぶ?ゴーストバスターズ!)」の曲でお馴染み、1980年代のSF超常現象コメディ映画『ゴーストバスターズ』が、最新作『ゴーストバスターズ/アフターライフ』として約33年ぶりにスクリーンに蘇る。2016年にはリブート版『ゴーストバスターズ』が製作されたが、2022年2月4日(金)より公開を迎えた『アフターライフ』は、『ゴーストバスターズ2』に続く正統な続編と言われている。
しかしながら、キャストは一新。舞台も喧騒の街ニューヨークから、見渡す限り荒野の中西部オクラホマ州に移るようだ。オリジナル版のレガシーがどれほど踏襲されているのか。主人公の子どもたちは何者なのか。手と足が生えたあの可愛いちっちゃなマシュマロは何?予告編だけでもたくさんの疑問が湧いてくるだろう。
本記事では『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の予習として、知っておくべき必要最低限の情報を網羅。海外メディアの反応や一足先に鑑賞する機会に恵まれた筆者による簡単なレビューも載せておくので、鑑賞前にぜひご一読を。
あらすじ
30年にわたり、原因不明の地震が頻発していた米オクラホマ州の片田舎。この奇妙な土地に、3人家族が引っ越してきた。シングルマザーのキャリー、長男のトレヴァー、そして長女のフィービーだ。引っ越しのきっかけは、疎遠にしていたキャリーの父親の死。荒野にポツンと建った、地元民から不気味がられていた古い屋敷を父親から相続したキャリーと2人の子どもは、怪奇現象が起こる新居での生活を始めることになる。
そこでトレヴァーとフィービーは、見たこともないハイテク装備の数々、そして“ECTO-1”と書かれた改造車を発見。2人の祖父とは、かつてニューヨークの街をゴーストから救ったゴーストバスターズの1人、科学者のイゴン・スペングラーだった。祖父が遺したものを手がかりに街に潜む謎を解明していく傍ら、田舎町に解き放たれたゴーストたちの退治に挑んでいくフィービーたち。少年少女vs.ゴーストたちのハラハラ追跡バトルが幕を開ける。

キャスト
人気コメディ俳優たちをメインキャストに起用したオリジナル2部作からは打って変わって、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』ではフレッシュな顔ぶれが揃った。主人公のフィービー役には、クリス・エヴァンスと親子役を演じた『gifted/ギフテッド』(2017)で一躍注目を浴び、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)や『キャプテン・マーベル』(2019)『アナベル 死霊博物館』(2019)といったハリウッド作品に出演してきたマッケナ・グレイス。兄のトレヴァー役は『IT/イット』シリーズや「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)のマイク役でお馴染みのフィン・ウルフハードが演じている。
2人の脇を固めるキャストには実力派が集結。フィービーが通うサマースクールの教師役を『アントマン』シリーズのポール・ラッド、兄妹の母キャリー役を『ゴーン・ガール』(2014)や『アベンジャーズ』シリーズのプロキシマ・ミッドナイト役で知られるキャリー・クーンが演じる。さらに、フィービーと仲を深める友人ポッドキャスト役にローガン・キム、トレヴァーが思いを寄せる年上の少女ラッキー役に『ザ・スイッチ』(2020)などのセレステ・オコナーと、次世代を担う若手キャストも活躍を見せる。
キャラクター名 | キャスト | 日本語吹替声優 |
フィービー | マッケナ・グレイス | 上白石 萌歌 |
トレヴァー | フィン・ウルフハード | 梶 裕貴 |
キャリー | キャリー・クーン | 朴 璐美 |
グルーバーソン | ポール・ラッド | 木内 秀信 |
ポッドキャスト | ローガン・キム | 高山 みなみ |
ラッキー | セレステ・オコナー | 日笠 陽子 |
製作陣
本作でメガホンを取るのは、『ゴーストバスターズ』シリーズで監督を務めたアイヴァン・ライトマンの息子、ジェイソン・ライトマン。幼い頃に『ゴーストバスターズ』の撮影現場に参加したジェイソン・ライトマン監督は、『JUNO/ジュノ』(2007)や『マイレージ・マイライフ』(2009)などで映画監督・脚本家としての手腕を発揮した。『アフターライフ』では、『モンスター・ハウス』(2006)や『ポルターガイスト』(2015)などのギル・キーナンと共同で脚本も執筆している。