「ザ・ボーイズ」ユニバースへの参加は「怖かった」、「ジェン・ブイ」エマ役リゼ・ブロードウェイの挑戦

人気ドラマ「ザ・ボーイズ」(2019-)の大学生スピンオフ「ジェン・ブイ」が配信開始となった。ゴドルキン大学を舞台に、ヒーローたちが学校のトップ争いを繰り広げる本シリーズでは、本家に負けないくらい個性的なヒーローが登場する。
その1人が、リトル・クリケット。マーベルのアントマンよろしく極小サイズになれるパワーを持つ。しかし、その素顔は自信なさげで世間知らずのティーン、エマ。しばしば危険な状況に追い込まれるが、ルームメイトとなったマリーと親しくなり、彼女と一緒に切り抜ける。
演じたリゼ・ブロードウェイは、その役柄もあり血(糊)まみれになりながら撮影に挑んだ。10代から俳優業をスタートし、キャリアも長いブロードウェイだが、「ジェン・ブイ」への参加は簡単なものではなかったと語る。THE RIVERが入手したオフィシャル・インタビューを紹介しよう。
※このインタビューはアメリカ俳優組合ストライキ前に行われたものです。
「ジェン・ブイ」エマ役リゼ・ブロードウェイ オフィシャル・インタビュー

── 個人的にこの作品のどんなところが好きですか?
作品自体が非常にユニークなところです。次に何が起こるか分からないから、ある意味見ていて楽しいと思います。
── 何がこの作品を楽しくしている要素だと思いますか?
ミステリーがあり、グロさがあり、厳しさがあり、美しいストーリーがあります。さっきも言ったように、何が起こるかわからないから非常に面白いんです。この作品には素晴らしい俳優たちが出演しているので、スクリーン上の彼らの魅力的な存在感を見ずにはいられなくなるんです。そして「ザ・ボーイズ」ワールド全般で言うと、活気に満ちていますし、エリック・クリプキ(『ザ・ボーイズ』シリーズ全てのクリエイター、製作総指揮、脚本)は天才。あの世界の一部になれるなんて、とてもクレイジーで、現実とは思えないです。

── この作品で、忘れられない瞬間は?
全部です!全てが象徴的な瞬間ですから。
── 「ザ・ボーイズ」のヒューイ役ジャック・クエイドからはアドバイスをもらったそうですが?
撮影でたくさん血のシーンがあるので、彼に「どうやって血を落とすのがいい?」って尋ねたんです。そしたら「シェービングクリームとドーンソープがベストフレンドだ」って。私もそれが気に入ってしまって、今は本当にそうしています。シェービングクリームは本当に血の汚れがよく落ちるんです。

── 本作での経験から、俳優として自分自身について何を学びましたか?
人間であるためのダイナミズムを作り上げることに終わりはないということ。私は文字通り5カ月間エマになりましたけど、正直それが出来るかどうか分かりませんでした。恐ろしくて怖くて、これまでの人生で最も挑戦的なことでした。
「ジェン・ブイ」はPrime Videoにて独占配信中。毎週金曜日に1話ずつ配信。