『グラディエーターII』主演ポール・メスカル、続編の実現を熱望 ─「やる気満々ですよ、今度は24年かからないはず」

リドリー・スコット監督の代表作『グラディエーター』(2000)から24年を経た続編、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』がいよいよ劇場公開を迎えた。前作のラッセル・クロウに代わり、主人公ルシアスを演じたのは『aftersun/アフターサン』(2022)のポール・メスカルだ。
11月13日(現地時間)にイギリス・ロンドンで開催されたワールドプレミアにて、メスカルは早くも『グラディエーターIII』の実現に熱意を示した。米Varietyの取材にて、「もちろん、やる気満々ですよ。今度は24年もかからないと思うな、いつになるのかはわからないけど」と語ったのである。
『グラディエーターIII』の話題は早くから浮上しており、監督のスコットは、9月の時点で3作目の構想があること、『ゴッドファーザー』シリーズから影響を受けた「望まない場所にいる男の話」になることを語っていた。翌10月には脚本の執筆を始めたことも明かしているほどだから、監督・主演ともに熱意は十分。そもそも、スコットは今回の『グラディエーターII』を“自身の最高傑作”と呼ぶほど気に入っているのだ。
現実的には、パラマウント・ピクチャーズが『グラディエーターIII』にゴーサインを出すかどうかは本作の興行収入しだいとみられる。製作費は2億5,000万ドルと報じられているが、スコットは予算をすべて使い切らなかったとも発言しており、厳密な数字は不明。しかしながら、コストを回収するには相当の興行収入が必要になりそうだ(損益分岐点は5億ドル程度と推測される)。
なお、スコットとメスカルは、次回作『ザ・ドッグ・スターズ(原題)』で早くも再びタッグを組むと報じられており、万事うまく運べば2025年春にも撮影が始まる見込み。同じくワールドプレミアにて、メスカルは本作の実現を「祈っています」と話した。
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』は2024年11月15日(金)公開。
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Source: Variety, The Hollywood Reporter