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『ゴッド・オブ・ウォー』映画化企画が頓挫 ─ ソニーはゲーム映像化企画を10本準備中

『ゴッド・オブ・ウォー』
『ゴッド・オブ・ウォー』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

ゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズの映画版がかねてから計画されていたが、どうやら企画はすでに頓挫しているようだ。

『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズは、ギリシャ神話の世界を舞台に、神々や怪物と戦うアクションアドベンチャー。2005年に発売された1作目『ゴッド・オブ・ウォー』をはじめ、複数の作品がこれまで製作されてきた。圧倒的な映像美と壮大かつ壮絶な物語を誇る本シリーズは、名実共に名作と称されている。2018年には、登場人物や物語を継承しながら舞台を一新した『ゴッド・オブ・ウォー』がリリースされて、その続編の発売が2021年に予定されている。

本作の映画化企画がはじめて発表されたのは遡ること16年前。そこから大きな進展は起きなかったが、2012年には、『13デイズ』(2000)『ウルフマン』(2010)のデヴィッド・セルフによる草案を基に、『ソウ』シリーズのパトリック・メルトン&マーカス・ダンスタンが脚本を再構築することが伝えられている。ようやく企画が前進すると思われたが、その後も企画の進捗が聞こえてくることはなかった。

そして初報から16年の時を経て、『ゴッド・オブ・ウォー』映画版の企画頓挫が明るみになったのだ。米The New York Timesにて、ソニーの広報担当者は本作の映画化企画の噂を否定し、現在企画が進行していないことを伝えている。頓挫の理由については言及されていないが、ゲームのストーリーのスケールがさらに拡大したことや、未だ完結に至っていないことが要因となっているのかもしれない。

残念ながら、クレイトスの冒険を映画で観ることは出来なさそうだが、The New York Timesによるとソニー・ピクチャーズは、ゲームを原作とした映像化企画を、10作品も準備中であるとのことだ。この中には、トム・ホランド&マーク・ウォールバーグによる『アンチャーテッド』や、『Ghost of Tsushima』映画版、『バイオハザード』リブート映画版、『The Last of Us』ドラマ版などが含まれている。

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Source: The New York Times , The Hollywood Reporter

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。