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ジョージ・クルーニー、「人類滅亡直前の孤独な学者」演じる ─ SF小説『世界の終わりの天文台』Netflixで映画化、監督も兼任

ジョージ・クルーニー
Public Domain https://commons.wikimedia.org/wiki/File:George_Clooney_with_Barack_Obama_2016.jpg

『ゼロ・グラビティ』(2013)で宇宙空間に投げ出されたジョージ・クルーニーが、今度は映画監督・俳優としてSF小説の映画化に挑む。リリー・ブルックス=ダルトン著『世界の終わりの天文台』(創元SF海外叢書、東京創元社刊)が、Netflix製作で映画化されることがわかった。クルーニーは主演・監督・プロデューサーを兼任する。米Varietyなどが報じている。

『世界の終わりの天文台』は、“『インターステラー』×『渚にて』”とも称されるSF小説で、人類滅亡を控えた地球にて、最後の脱出船に乗らずに北極に残った老学者オーガスティンと、地球へと帰還しようとする木星探査船の乗組員サリーを描く物語。オーガスティンは地球に残された少女と出会い、かたやサリーは通信が途絶えるなか、それでも地球を目指して旅をつづける。

脚本を執筆するのは『レヴェナント:蘇えりし者』(2016)のマーク・L・スミス。クルーニーの設立した製作会社、Smokehouse Picturesのグラント・ヘスロヴがプロデューサーを務める。現時点で映画版のタイトルは未定とされており、クルーニー以外のキャスティングも発表されていない。

企画の発表にともない、クルーニーは「素晴らしいプロジェクトに関われることをとてもうれしく思います。マークは私たちが長らく敬意を表してきた脚本家で、彼の脚本は忘れられないものです。Netflixの友人たちとのお仕事も楽しみにしています」とのコメントを発表。Netflix映画部門のスコット・スタバー氏は原作・脚本を絶賛し、20年以上の親交があるクルーニーについて、「この最高のストーリーに命を吹き込むのに彼以上の人物は考えられなかった」と述べている。「人間を描いた、世界中のみなさんが愛してくださる物語になると思います」。

『世界の終わりの天文台』映画版(タイトル未定)は2019年10月より撮影開始。ちなみに原作小説の原題は『Good Morning, Midnight』だ。

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。