Menu
(0)

Search

『グッバイ、リチャード!』監督が語る人生論、余命180日のジョニー・デップを描いて

グッバイ、リチャード!
©2018 RSG Financing and Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ジョニー・デップ主演最新作、グッバイ、リチャード!が2020年8月21日(金)に公開された。デップが余命180日の大学教授役を演じたことで話題の本作より、新鋭ウェイン・ロバーツ監督のインタビュー映像が到着している。

主演デビュー30周年というメモリアルイヤーを迎えたジョニー・デップが、余命わずかな⼤学教授役に等⾝⼤の演技でぶつかった本作。メガホンを取った新鋭ウェイン・ロバーツ監督は、自身の体験からストーリーの着想を得たという。また、主人公リチャードのキャラクター造形には「15年後の⾃分を想像して、僕の悪い部分と良い部分を当てはめてみた」と明かす。「なぜ彼が⼈⽣の終末にクレイジーな⾏動を始めたのかを考えるうちに、⾃分⾃⾝の⽣き⽅も改めようと思えた。⾃分で⽣み出したキャラクターに、⼈⽣は⼀度きりだと⾔う事を再認識させられました」。

本作には主演のジョニー・デップをはじめ、『ゾンビランド:ダブルタップ』(2019)のゾーイ・ドゥイッチ、『ワンダーウーマン』(2017)のダニー・ヒューストンらが出演。キャスティングについて、監督は「彼らと仕事ができたことはとても幸運でした。ジョニーだけでなく全員がそうです」と語った。「アーティストとしてだけでなく、⼈間として、個⼈として。彼らとの仕事はとてもスムーズで⼼地よかったですね」。

自身の人生観を作品に反映させたロバーツ監督は、最後に持論も口にした。「僕たちは皆歩く奇跡、なのに誰もが座り込んで⽂句ばかり⾔っている。黙って命に感謝すればいい、たとえ残りの人生が⻑くても短くてもそうあるべき。⾃分自身にはいつもそう⾔い聞かせています」。センシティブな題材をコミカルに描きながら、観客にとってもリアルに感じられる物語をしっかりと噛みしめたい。

グッバイ、リチャード!
©2018 RSG Financing and Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

「余命180日です」。大学教授のリチャードは突然の余命宣告を受けた。博学でエレガント、真面目な夫として、美しい妻と素直な娘と不自由ない暮らしを送っていたはずの人生は一変。追い討ちを掛けるかのように、妻からは上司との不倫を告⽩される。怖いものなしになったリチャードは、残りの⼈⽣を⾃分のために謳歌すると決⼼するのだった。ルールや⽴場に縛られない、“やりたい放題”の⽣き⽅をスタートさせた彼の⾔動は周囲にも影響を与えていく。しかし、着実にリチャードの“終わりの⽇”は近づいていて……。

映画『グッバイ、リチャード!』は2020年8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

あわせて読みたい

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly