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『グーニーズ』キャスト&スタッフが奇跡の再集結 ─ 続編実現の可能性、スピルバーグが語る

https://www.youtube.com/watch?v=-SF_VyXQpyo

製作から35年、今もなお色褪せない人気を誇るキッズ・アドベンチャー・ムービー『グーニーズ』(1985)の出演者とスタッフたちが、奇跡の再集結を果たした。

このたび、新型コロナウイルス(COVID-19)の対策支援として、俳優のジョシュ・ギャッドが新シリーズ「Reunite Apart」を始動。これは番組を通じてチャリティへの寄付を呼びかけるシリーズで、その第1回のゲストとして、『グーニーズ』のメンバーがカメラ越しに集まったのだ。

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登場したのは、マイキー役のショーン・アスティン、ブランド役のジョシュ・ブローリン、マウス役のコリー・フェルドマン、チャンク役のジェフ・コーエン、データ役のキー・ホイ・クァン、ステフ役のマーサ・プリンプトン、アンディ役のケリー・グリーン。フラッテリー兄弟を演じたジョー・パントリアーノ&ロバート・デヴィ、脚本のクリス・コロンバス、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグ、監督のリチャード・ドナー、そして主題歌「グーニーズはグッドイナフ(The Goonies ‘R’ Good Enough)」を歌ったシンディ・ローパーも参加している。

ジョシュ・ギャッドが司会を務める今回の番組は、キャスト&スタッフたちが撮影当時の思い出を振り返ったり、劇中のシーンを再現したりと見どころたっぷり。いまやスター俳優のひとりとなったジョシュ・ブローリンから、俳優業を引退したメンバーまで、それぞれにキャリアを積んだ現在の『グーニーズ』に、脚本家のコロンバスが「昔よりも演技がうまくなってる」とジョーク交じりに漏らす一幕もある。

なかでも注目したいのは、長年にわたって期待されてきた──そして様々な噂もささやかれてきた──『グーニーズ』続編の話題にも言及されていることだろう。ギャッドが「続編はどんな内容になるんでしょう?」と尋ねれば、ドナー監督は「それはバラせない」と笑わせ、「スピルバーグが一番よく知っていると思う」と答えた。これを受けて、スピルバーグは続編の可能性を語っている。

「クリス(・コロンバス)とリチャード(・ドナー監督)、ローレン(・シュラー・ドナー、プロデューサー)とは、よくその話をするんですよ。だいたい数年ごとにアイデアが出る(笑)。だけどうまくいかないんです。問題は、みんながこのジャンルのハードルを上げたってこと。自分たちが80年代に作った『グーニーズ』を超えるアイデアが見つかっていないんです。」

この言葉を聞くかぎり、『グーニーズ』の続編がすぐに実現することは難しいのかもしれない。スピルバーグは「実現するまで、この放送を何回でも見直してほしい」と笑わせ、かたや、ドナー監督はオリジナルキャストの顔ぶれを前に「こんな7人の子どもたち、どうやって新しく見つけるんだろうね」と口にした。

番組の最後には、全員で「グーニーズはグッドイナフ」を歌う場面もあれば、エンドクレジットでは、コロナ禍のなかで働く人々への感謝も述べられている。すでにこの世を去った、スロース役のジョン・マトゥザック、フラッテリー・ママ役のアン・ラムジー、ウォルシュ夫妻役のメアリー・エレン・トレイナー&キース・ウォーカー、ロザリータ役のルーペ・オンティヴェロスに対する追悼の言葉も捧げられた。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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