「ゲーム・オブ・スローンズ」アニメシリーズが始動 ─ 企画の初期段階、更なるフランチャイズ拡張へ

米HBOの人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の新たなスピンオフ作品として、アニメーションシリーズ(タイトル未定)が企画されていることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
ジョージ・R・R・マーティンのベストセラー小説「氷と炎の歌」シリーズに基づく「ゲーム・オブ・スローンズ」は、架空の大陸ウェスタロスを舞台に、王座をめぐる陰謀と策略が渦巻く権力争いを描くファンタジー巨編。2019年にメインシリーズが完結して以降、その世界を拡大させる複数のスピンオフ企画が進められていた。
シリーズ初のアニメーションシリーズとなる本作は企画の初期段階だといい、現時点で契約は一切交わされていないという。そのため、実現しない可能性もあると伝えられている。HBO Maxの親会社Warner Mediaで脚本家たちとの面会が行われており、フランチャイズを拡張させる潜在的なシリーズ作品として検討されているとのことだ。
ストーリーの詳細については分かっていないが、HBO幹部が原作者のジョージ・R・R・マーティンと直接のやり取りを通して企画を進めているという。原作に忠実な世界観の拡大に期待したいところだろう。
「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのスピンオフ作品としては、メインシリーズから300年前を舞台にターガリエン家のルーツを描くドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」が進行中。2022年の米放送を目指して、2021年初頭にも撮影開始が見込まれている。
また、同シリーズに続く新スピンオフ作品として、2021年1月21日(米国時間)に「ダンクとエッグの物語」に基づいた映像化作品が発表。このたびのアニメシリーズとほぼ同じタイミングでの発表となるが、これには何か狙いがあるのだろうか…。
Source: THR