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「ゲーム・オブ・スローンズ」小説の結末、原作者は「誰にも言っていない」と代理人が証言

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章
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名家同士の血なまぐさい争いを描いたファンタジードラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)では衝撃の結末が訪れ、大きな賛否を招いた。その一方で、原作小説『炎と氷の歌』(早川書房)は今も続いており、最後に鉄の玉座に就く人物はファンの気になるところだろう。

『炎と氷の歌』シリーズは、1996年の第1作『七王国の玉座』を皮切りとして、1998年に第2作『王狼たちの戦旗』、2000年に第3作『剣嵐の大地』、2005年に第4作『乱鴉の饗宴』、2011年に第5作『竜との舞踏』が刊行された。今後、第6作『冬の狂風(The Winds of Winter)』の出版が予定されているが、発売時期は未定だ。

完結は当分先になるであろう『炎と氷の歌』シリーズだが、原作者のジョージ・R・R・マーティンはどのようなエンディングを見据えているのだろうか。これに関して、マーティンの代理人を務めるポール・ハースが、2021年11月23日にアメリカで出版された書籍『Tinderbox: HBO’s Ruthless Pursuit of New Frontiers』の中で言及している。ハースいわく、マーティンは小説の結末について「誰にも伝えていない」というのだ。

話をドラマに戻すと、『炎と氷の歌』に基づいて製作された「ゲーム・オブ・スローンズ」は、最初こそ原作同様のストーリーを進んでいった。しかし、物語はシリーズの半ばあたりで原作の範囲を越え、小説未完のままオリジナルの結末で幕を閉じた。これには、ドラマ版で製作総指揮を務めていた原作者のマーティンも「別の展開をいってしまった」と複雑な心境を吐露していた。さらに、このたびハースは書籍の中で「ジョージは(ドラマの)シーズン5以降の展開を懸念していた」と証言している。

以前、『炎と氷の歌』について独自の結末が用意されていることを明かしていたマーティン。第6作『冬の狂風』の後には第7作『A Dream of Spring』が控えられている。「ゲーム・オブ・スローンズ」が、完結から2年半が経過してもなお絶大な人気を誇っているからこそ、正史の完結が待たれる。

Source: Tinderbox: HBO’s Ruthless Pursuit of New Frontiers(参照:Winteriscoming.net

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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