「ゲーム・オブ・スローンズ」前日譚ドラマ、初の出演者が決定 ─ 心優しいターガリエンの王様役

「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚を描くスピンオフドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」に、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013)『ディストピア パンドラの少女』(2016)のパディ・コンシダインが出演することがわかった。米Varietyなどが報じている。
本作「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は、「ゲーム・オブ・スローンズ」から300年前を舞台に、エミリア・クラークが演じたデナーリス・ターガリエンらの一族・ターガリエン家のルーツを描く物語。メインシリーズでも言及された、ターガリエン家の内戦「双竜の舞踏」がストーリーの核になるという。
コンシダインが演じるのはヴィセーリス・ターガリエン王で、先代の王ジェハーリスの後任者としてウェスタロスの騎士たちに選ばれた男。穏やかで親切、慎み深いヴィセーリスの願いは、祖父が遺したものを未来へと受け継ぐことだけだった。しかし、善人が必ずしも良い王になれるとは限らず……。

本シリーズにとって初めての出演者となったパディ・コンシダインは、『ワールズ・エンド』『ディストピア』のほか、『ボーン・アルティメイタム』(2007)『スターリンの葬送狂騒曲』(2017)をはじめとする多数の映画に出演。テレビにおいても「ウィッチャーの事件簿」シリーズ(2011-2014)のほか、「インフォーマー/潜入スパイ」(2018)「アウトサイダー」(2020)などで活躍している。
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はシリーズの原作者、ジョージ・R・R・マーティンによる『Fire & Blood: 300 Years Before A Game of Thrones(原題)』に基づいており、製作総指揮にはマーティンのほか、『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)「COLONY/コロニー」(2016-2018)のライアン・J・コンダル、「ゲーム・オブ・スローンズ」本編で「落とし子の戦い」などを監督したミゲル・サポチニクらが就任。コンダルは脚本を手がけ、サポチニクはパイロット版などの複数エピソードで監督を務める。
「ゲーム・オブ・スローンズ」前日譚ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」は2022年に米国放送予定。シーズン1は全10話構成。
Source: Variety