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【ネタバレ】「ゲーム・オブ・スローンズ」サーセイの娘役、10代で挑んだ◯◯シーンが重荷だった

ゲーム・オブ・スローンズ 第五章:竜との舞踏
©2020 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

この記事には、「ゲーム・オブ・スローンズ」のネタバレが含まれています。

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)では、各シーズンごとで覚悟が必要だ。それは、どんなに好きになったキャラクターでも突然死んでしまう可能性があるから。しかし演者にとっては、「死」が描かれるシーンにおいて全く別の覚悟が必要だったようだ。このたび、出演者の1人が、まさに「死」のシーンを撮影する前に感じていたというプレッシャーを明かしている。

ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風
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The Hollywood Reporterで「ゲーム・オブ・スローンズ」を振り返ったのは、サーセイ・ラニスターの娘ミアセラ・バラシオンを演じたネル・タイガー・フリー。ミアセラは、サーセイとロバート・バラシオンの娘としてシーズン1から登場し、のちに、支配を強めようとするラニスター家が計画した政略結婚の末、マーテル家に嫁いだ。

しかし、シーズン5の最終話「慈母の慈悲」でミアセラに悲劇が訪れる。婚約者のトリスタン・マーテルと共に過ごしていたドーンからキングス・ランディングへの帰路の途中、愛人を殺されたエラリア・サンドからのラニスター家への復讐としてミアセラは毒殺されてしまったのだ。政略結婚とはいえトリスタンと恋に落ちたミアセラは帰郷に胸をはずませ、叔父(だと思われていた)ジェイミー・ラニスター( 演:ニコライ・コスター=ワルドー)と抱擁。その時、両鼻から血が流れ落ち、そのまま帰らぬ人となってしまった。

「あのエピソードには、かなりの重々しさがありました」。本国アメリカでは2015年に放送されたシーズン5「慈母の慈悲」についてこのように振り返るフリー。いわく、撮影当時は15歳だったといい、「プレッシャーもたくさん感じていた」という。「ゲーム・オブ・スローンズ」ではシーズン1から登場人物たちの思いがけない死が多く訪れたが、「死」=「見せ場」というイメージを持っていたフリーは、特に毒殺されるシーンの撮影には実施前から重荷に感じていたと明かす。

「『ゲーム・オブ・スローンズ』で死ぬとなると、上手く仕事をこなさなければいけませんでした。あの頃私は演技の世界ではすごく新人で、若い女性を演じた中で初めての大役でした。その前には、少女役をいくらか演じていましたけど。ニコライがあの作品ですごく称賛されていて、ものすごい人気があったことのプレッシャーもありました。どの瞬間もプレッシャーに感じていましたね。

かく言うフリーを救った人物こそ、シーンを共有していたジェイミー役のニコライ・コスター=ワルドーだった。「ニコライはすっごく良い人で、彼は撮影中、親切にしてくださりました」とフリー。22歳となったフリーは当時を振り返り、「正直に言うと、すごく楽ちんだったとは言いたくありません」と語る一方で、「撮影するのに比較的心地よい環境ではありました。準備もしていたのでスムーズに進みました」と、先輩俳優からのアシストを受けながらプレッシャーを乗り切ったことを明かした。

ちなみに、「ゲーム・オブ・スローンズ」後のフリーは、『ドライヴ』(2012)ニコラス・ウィンディング・レフン監督が手掛けたミニシリーズ「トゥー・オールド・トゥー・ダイ・ヤング」(2019)に出演。現在は、M・ナイト・シャマラン監督が手掛けるドラマ「サーヴァント ターナー家の子守」(2019-)のベビシッター役としてメインキャストを務めるなど、その活躍は目覚ましい。

Source: THR

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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