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「ゲーム・オブ・スローンズ」アリア役、全シーズンを観直して「最後は失速した」と感想 ─ 「始まりは素晴らしかった」

ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風
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いまだに賛否両論が尽きない「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の結末について、アリア・スターク役のメイジー・ウィリアムズが改めて自身の考えを明かした。

この記事には、「ゲーム・オブ・スローンズ」のネタバレが含まれています。

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」は、ジョージ・R・R・マーティンの原作小説シリーズ『氷と炎の歌』を基にした大ヒットシリーズ。シーズンを重ねるにつれ小説のストーリーを追い越してしまい、最終的にドラマオリジナルの結末を迎えた。その終わり方に対して、視聴者から批判が殺到する事態となった。

そんな「ゲースロ」の結末について、8シーズンにわたりアリア役を演じたメイジー・ウィリアムズが改めて言及。ウィリアムズは兄ジェームズとのTwitch配信で全話見直したことを明かし、「間違いなく最後は失速した(原語:fell off)」とフィナーレの感想を述べた。

とはいえ、フィナーレの出来がシリーズ自体の評価に直結するわけではない。ウィリアムズは「始まりは本当に素晴らしかった」とシーズン1での成功を振り返り、「突然飛び出してきたような感じだった。私は外部からその様子を見ることはできなかったから、そう言って実際に理解することはできなかったけど。でも初めて誇りに思えるようになった。私の人生の10年間だったから」と作品を称えた。

さらに結末だけでなく、アリアの父ネッド・スターク(ショーン・ビーン)が殺される衝撃シーンについてもコメント。ネッドの首がはねられるのを見た時は、「こうなるのは分かっていた」にも関わらず「胸が痛んだ」と言い、「初めて物語を実感できた」と明かした。

以前にも、最終章の展開について考えを述べていたウィリアムズ。アリアに対する最大の後悔を聞かれ、「たとえアリアが死ぬことになっても、アリアにサーセイを殺してほしかったですね。サーセイ(レナ・ヘディ)がジェイミー(ニコライ・コスター=ワルドー)と一緒にいるところまでは、(脚本を読みながら)『彼は顔をはぎ取って(正体はアリアだと)明らかにするんだ。そして二人とも死ぬんだ』と思っていました。それこそがアリアの原動力だと思ったんです」と演者ならではの視点で語っていた。

ちなみに、最終章についてウィリアムズが率直な意見を述べたのは、今回が初めてだ。兄とのフランクな会話だったため、自然と本音が出たのかもしれない。これまでにも複数キャストが考えを述べており、ティリオン役のピーター・ディンクレイジは批判殺到の理由について持論を展開し、デナーリス役のエミリア・クラークは批判に対する理解を示していた。

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Source:Entertainment Weekly,Entertainment Weekly

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。