『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3作の脚本進行度は6~7%?第2作『リミックス』の楽曲権利料は4億円超か

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が、製作が決定している『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(仮題)』の近況についてTwitterで明かした。あるユーザーが『Vol.3』のサウンドトラックの進捗状況を尋ねたところ、監督はこう応じたのである。
I have it down to 181 songs. That list could get longer. https://t.co/byRjdfSa07
— James Gunn (@JamesGunn) 2017年7月2日
「181曲まで削ったよ。リストは長くなるかも」
もはや“信じるか信じないかはあなた次第”というレベルの返答だが、『Vol.3』のサウンドトラック候補は現在181曲、場合によっては候補が増えるかもしれないという。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでは、ジェームズ・ガン監督が自身の愛する音楽を聴きながら脚本を執筆しているとも、脚本の執筆にあわせて使用楽曲リストが固まっていくともいわれている。音楽が作品のテイストやストーリー、シーンの印象を決定する部分が大きいことを考えると、おおよそこれは真実だろう。
ちなみに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第1作のサウンドトラックは12曲、第2作『リミックス』のサウンドトラックは14曲が収録されている。ここから考えると、仮に使用楽曲が12~14曲まで絞られた時点を「脚本進行度100%」とした場合、181曲という現在の曲数は「脚本進行度6~7%」を示すものだといえそうだ。
もっともガン監督は、2017年6月12日の時点で脚本のトリートメント(要約)の初稿を書き終えたと発言していた。しかし、おそらくこれからが苦しい作業となるのだろう……。曲の候補が増えることも考えると、まだまだ先は長そうである。
ちなみにガン監督は、『リミックス』では第1作よりも既存楽曲を使用する権利料に予算を割いてもらえたと明かしていた。きっと第3作ではさらに潤沢な予算が確保されるのではないかと思われるが、おそらく『リミックス』の場合であろう、音楽の権利料にあてられた予算の割合は全体の約2%だったという。
Only about 2%
— James Gunn (@JamesGunn) 2017年7月2日
ガン監督も「2%くらいしかない」と記しており、実際に「2%」という数字を見ると少ない気もするが、『リミックス』の総予算は約2億ドルなので、音楽の予算は約400万ドル(約4.4億円)だったことになる。ものすごい金額ではないか。
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は2017年7月3日現在、一部劇場にて上映中。そろそろブルーレイ&DVDが待ち遠しい今日この頃だ……。
Source: http://comicbook.com/2017/07/02/gunn-teased-guardians-vol-3-soundtrack/
http://www.the-numbers.com/movie/Guardians-of-the-Galaxy-Vol-2#tab=summary
Eyecatch Image: https://www.amazon.co.jp/Guardians-Galaxy-Vol-2-Va/dp/B06XW4SNMD/