『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』衝撃の結末、監督は「やりたくなかった。ずっと避けていた」 ― 出演者との友情秘話も
注意

この記事には、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の重大なネタバレが含まれています。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

写真:ゼータ イメージ

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ジェームズ・ガン監督のためらいと決断

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は、映画が始まった時点では観客が誰も予想しない形で幕を閉じる。主人公のピーター・クイル/スター・ロード(クリス・プラット)を地球からさらい、半ば脅しながら“親代わり”となって育ててきたヨンドゥ(マイケル・ルーカー)が、ピーターの身を守るために自分の命を犠牲にするのだ。
ピーターの父親エゴ(カート・ラッセル)の手から最後まで“息子”を守り抜いたヨンドゥは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバー、そしてラヴェジャーズのメンバーに見送られてこの世を去ることになる。あまりにも悲しい、しかしあまりにも美しい結末は、まさしくこの物語を締めくくるのにふさわしいものだった。

本作の脚本・監督を務めたジェームズ・ガンにとっても、ヨンドゥの死を真正面から描くことは本当につらいことだったという。脚本を書き始めた時点では考えていなかった展開だったそうで、監督は「あの結末はやりたくなかった。ずっと避けていたんだ」とすら話しているのである。そして「やらなきゃいけないと思った」とも……。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が劇場公開された2017年5月、ガン監督は自身のFacebookにて、ヨンドゥの死を描くと決めた理由を余すところなく語っている。

この映像のなかで、監督は「ヨンドゥを死なせることほどつらいことはなかった」と述べている。なにせその結末を思いついてからも、なんとか死なせないまま物語を終えようと努めていたというのだ。

「ヨンドゥの死なないトリートメント(脚本の要約)をたくさん書いた。そこには別の結末があったんだ……ヨンドゥが自分を犠牲にした後、ギリギリで助けられるんだよ。でも自分で不誠実だと思ったんだ。それはこのストーリーに必要なものじゃないって。
僕にとって映画づくりで一番大切なのは、物語をもっとも正しい形で、もっとも誠実なやり方で語ること。それは(製作費)50万ドルのインディーズ映画でも、2億ドルの大作映画でも同じだよ。この物語の真理は、父親の息子に対する真実の愛、究極の愛だ。これは“父親とは誰なのか? 兄弟・姉妹とは誰なのか?”って映画なんだよ。そこに誠実な物語にする、その唯一の方法がヨンドゥを死なせることだったんだ。」

また別の機会にも、ガン監督は「どうしてヨンドゥを死なせたんですか?」という質問に「自分の作ったストーリーの当然の結末だった」「そうなるべくしてなったんだ」と答えている。

ジェームズ・ガン&マイケル・ルーカーの友情秘話

しかしガン監督にとって、ヨンドゥを死なせることは“愛すべき登場人物を失った”という以上の意味を持つものだった。ヨンドゥを演じるマイケル・ルーカーは、ガン監督の長編デビュー作『スリザー』(2006)以来、彼が手がけたすべての映画に出演している人物だからだ。

「マイケル・ルーカーは、この世界で僕が最も愛する友人の一人なんだ。今後、彼なしで映画を作ることは本当にやりたくなかった。危うく『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(仮題)』を引き受けないところだったよ。だってそこにマイケル・ルーカーはいないし、彼のいない映画づくりなんて想像できないからね。それくらい彼のことが大切で、それくらい大好きなんだ。」

Michael Rooker speaking at the 2016 San Diego Comic Con International, for "Guardians of the Galaxy Vol. 2", at the San Diego Convention Center in San Diego, California. / Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28046934933/ )

Michael Rooker speaking at the 2016 San Diego Comic Con International, for “Guardians of the Galaxy Vol. 2”, at the San Diego Convention Center in San Diego, California. / Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28046934933/ )

それでも監督は、今後のマーベル・シネマティック・ユニバース作品でヨンドゥを甦らせることはありえないと断言している。

「キャラクターを死なせて、生き返らせて、また死なせて、さらに生き返らせて……なんてやってると、その死が無意味になってしまう。ヨンドゥは死んだんだ、悲しいことだけどね。[中略]僕がマーベルに関わっているかぎり、彼を生き返らせるつもりはないよ。」

では『Vol.3』にヨンドゥが登場することはやはりないということか……? しかしガン監督は、その再登場の可能性を匂わせることも忘れていない。

「ヨンドゥのプリクエル(前日譚)を描く映画や、回想シーンみたいなものはありうるね。」 

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のブルーレイ&DVD(MovieNEX)は現在発売中。

Sources: http://uproxx.com/movies/yondu-guardians-of-the-galaxy-vol-2/
https://io9.gizmodo.com/the-spoilery-reason-why-james-gunn-almost-didnt-come-ba-1795224793
http://comicbook.com/marvel/2017/05/15/guardians-yondu-wont-return-/
http://comicbook.com/2017/08/05/guardians-of-the-galaxy-2-yondu-death-james-gunn-2/
Eyecatch Image: James Gunn speaking at the 2016 San Diego Comic Con International, for “Guardians of the Galaxy Vol. 2”, at the San Diego Convention Center in San Diego, California. / Gage Skidmore ( https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28557194032/ )

About the author

1989年生まれ。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはわかりづらいまま、少しだけわかりやすくしてお届けできればと思っております。

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