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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は「さらに複雑」「従来とは異なる」 ― 撮影期間は5ヶ月を予定

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』について、脚本・監督を務めるジェームズ・ガンのサービス精神が止まらない。

折にふれてSNSにて制作の進捗状況を報告してくれるガン監督は、2018年6月2日(米国時間)、Twitterで『Vol.3』の撮影期間を尋ねられるとこう答えたのだ。

「『ガーディアンズ~』は約5ヶ月かけて撮影します。今回はさらに少しだけ複雑なんですが、(従来に)近い時間の長さにしなければいけませんね。」

ガン監督は作品や制作状況について語る際、あえて抽象的な言葉を用いてしばしばファンを混乱させる。今回も「少しだけ複雑」「時間の長さ」という言葉が映画本編を指しているのか、それとも撮影そのものを指しているのかは定かでない

ただし『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)は約3ヶ月、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)は約4ヶ月で撮影されているため、『Vol.3』が従来以上に長期間の撮影となることは明白だ。スター・ロード役のクリス・プラットほか出演者が全員スターになったことから、撮影自体が複雑なスケジュールになっている可能性も否めない。ということは、「時間の長さ」という言葉は上映時間を指しているのか……?

またガン監督が、これまで『Vol.3』があらゆる点で複雑な作品になることを示唆してきたことも事実だ。
たとえば2018年2月には、本作を過去作品と比較して「まったく、まるで、ほんとに違います。でもどう違うのかは言えません!」と断言。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)を経た今、「ほんとに違う」という言葉が何を指しているのかは恐ろしくて予想することもはばかられる。また2017年7月の時点では、『Vol.3』が「新旧のキャラクターを次の10年、さらにその後へ押し出す」とも語っていたのだ……。

とにかくストーリーが気になるばかりだが、2018年6月現在、ガン監督は脚本のリライト作業中。クリス・プラットによれば撮影は2019年1月から始まるとのことで、撮影クルーは同年の上半期を『Vol.3』の撮影にかかりきりで過ごすことになりそうだ。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』は2020年米国公開予定

Sources: James Gunn, Comicbook.com

 

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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