“ギズモ”は出てこない最新「グレムリン」映画!呪いの連鎖を生む不気味な箱を描いた『グレムリン』

「グレムリン」と聞いて、あなたはまず最初に何を思い浮かべるだろうか?

おそらく、1984年のジョー・ダンテ監督による映画『グレムリン』だという方は多いはずである。その中でも特に、現在でも根強い人気を誇る「ギズモ」と名付けられた愛くるしいモグワイのイメージが強いであろう。個人的にはギズモよりも、飼育のルールを守らなかったためにギズモから増殖して、さらに邪悪な姿に変身してしまったストライプのほうが好きだけれど…。

『グレムリン3』製作の噂

同作品に関しては、1990年に再びジョー・ダンテ監督によって『グレムリン2 新・種・誕・生』という続編が製作されており、さらには数年前から現在(2017年6月)にかけて、『グレムリン3』製作という話も浮上している。当初はリブート作品だと言われていたがどうやら続編のようで、脚本は第1作目と同様にクリス・コロンバスが担うという話もある。情報の出処は第1作目で主役のビリー・ペルツァー役を演じていたザック・ギャリガンだそうで、続編製作自体の可能性は大きいようだが、いずれも噂の域を出てはいないようである。

グレムリンとは?

ちなみにグレムリンという存在は、欧米においては伝説上の邪悪な妖精と言われており、自身でも所有する水木しげるの世界妖怪事典には、第二次大戦中に戦闘機を襲うグレムリンの姿が描かれていたと記憶している。また1983年のオムニバス映画『トワイライトゾーン/超次元の体験』でジョージ・ミラーが監督を務めた第4話 『2万フィートの戦慄』の中では、旅客機を襲うグレムリンの姿が描かれている。

新たな「グレムリン」映画の登場

さて、今回ご紹介する作品は、ジョー・ダンテ監督『グレムリン』の続編でもなければ、飛行機を襲う伝説上の生き物の話でもなく、まったく新しいグレムリン映画である。ちなみにジョー・ダンテ監督『グレムリン』の原題は「Gremlins」という複数形になっている。観賞済みの方はご存知のように、グレムリンが無数に出てくるからである。しかし本作品は“1匹”のみを意味するタイトルになっている。

『アーミー・オブ・フランケンシュタインズ(原題:Army of Frankensteins)』で知られるライアン・ベルガート監督によるホラー作品、『グレムリン(原題:Gremlin)』である。

 

本作品の簡単なあらすじをご紹介すると、主人公のアダム・サッチャーがある日親戚から譲り受けた不思議な箱を巡る恐ろしい物語である。実はこの箱を手にした者には呪いがかかってしまい、制限時間内に呪いを解くための行動を起こさないと、箱の中に潜む不気味な生物が自分の家族を皆殺しにしてしまうのである。そして呪いを解くための方法とは…、というもの。

呪いの発動と制限時間、呪いを解くための方法、そして家族というテーマは、鈴木光司の同名小説を原作とする中田秀夫監督のホラー映画『リング』を想起させる。また本作品に登場する箱は、『ヘル・レイザー』の“ルマルシャンの箱”を匂わせるものも感じる。ちなみに呪いの箱の表面には、ご丁寧にタイムリミットを示す呪いタイマーのようなものまで付いている…。

作品中に登場する奇妙な姿のクリーチャーがおそらくグレムリンなのだと推測されるが、哺乳類のようなモグワイとは打って変わって、ギレルモ・デル・トロが好みそうな怪獣的な趣である…。

というわけで、この新たなグレムリン映画に興味を持った方は、ぜひ予告編をご覧いただきたい。本作品は2017年7月11日にビデオ・オン・デマンドにて公開予定である。

Eyecatch Image:https://www.facebook.com/GremlinMovie/photos/a.1031496626959157.1073741826.1031491060293047/1031496633625823/?type=3&theater

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普段はあまり摂取しないコーヒーとドーナツを、無駄に欲してしまう今日この頃。You know, this is - excuse me - a damn fine cup of coffee.

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