『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』グルート別人設定、クリス・プラットが独自解釈語る ― 監督、出演者にも明かしていなかった

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)のグルートと、その続編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)に登場したベビー・グルートは別人だった。
ジェームズ・ガン監督がTwitterで明かした事実は、全世界のファンに大きな衝撃と動揺をもたらした。詳細はこちらの記事に譲るが、ベビー・グルートにグルートの記憶は引き継がれておらず、性格も異なるのだという。
では、グルート/ベビー・グルートのチームメンバーであるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを演じる俳優陣は、この事実をどう受け止めていたのか。米FOX 5 DCのインタビューに登場したスター・ロード役のクリス・プラットは、この設定について自身の解釈を語っている。

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クリス・プラット、「父親としての」解釈語る
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクライマックスにおいて、グルートは自身を犠牲にすることで仲間たちの命を守る。残った枝から育ったのが、続編に登場するベビー・グルート、そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のティーン・グルートだ。
グルート/ベビー・グルートの設定を解釈するにあたって、クリスが参考としたのは、彼自身が父親であるということだった。
「(グルートの設定について)僕はこんなふうに考えてます。もちろんジェームズ(・ガン監督)の考えはあると思いますけど、僕は父親として、息子がいる者として、常にこう捉えてました。いつか僕が死んでも、僕の中身は生きている。息子の中で生きていくことになるんだと。もちろん、息子の母親とシェアするんですけど。グルートの場合は性別がないので、そのまま生き続けてると思います。ただし、その人生に誕生と死ははっきりあるんですが。」
またクリスは、グルートについて「林檎の木みたいなもの」だと表現。自身の解釈をさらに補足している。
「林檎の木から種が落ちて、また別の木が育っていく。厳密にいえば、最初の木がそこにはまだ存在しますよね。最初の木から新しい木が育って、そのあとも成長していくわけですから。それでも木の生命は、芽が出た瞬間と、切られてしまう瞬間によって区切られているんです。」
ジェームズ・ガン、出演者にも明かしていなかった
一方、グルートとベビー・グルートが別人であるという設定を、ジェームズ・ガン監督は多くの出演者に知らせていなかったようだ。ドラックス役のデイヴ・バウティスタは「わかってなかった。同じグルートだと思ってました」と述べ、マンティス役のポム・クレメンティーフも同調しているのである。
「監督とそういう話はしなかったんですか?」と尋ねられ、デイヴはこのように答えている。
「してません。(別人設定は)Twitterで知ったんです(笑)。誰もそんなこと(監督に)聞かなかったと思いますね、みんなが想像してただけで。」
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』を経て、グルートは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(仮題)』でさらなる成長を遂げていくことだろう。別人の設定が共通認識となったことで、もしかして今後の作品になんらかの変化が生じる可能性もある……?
映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。なお『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(仮題)』は2020年米国公開予定だ。
Source: FOX 5 DC