グァダニーノ監督、サム・アルトマン激動描く映画に交渉中 ─ アンドリュー・ガーフィールドとモニカ・バルバロら出演候補

『君の名前で僕を呼んで』(2017)『クィア/QUEER』(2024)などで知られるルカ・グァダニーノ監督がAmazon MGM Studiosによる新作映画『Artificial(原題)』の監督候補に挙がっていることが分かった。米Deadline、The Hollywood Reporterなどが報じている。
詳細は伏せられているが、情報筋によると『Artificial』は、2023年に人工知能(AI)企業のOpenAI社のCEOであるサム・アルトマンが解雇され、数日後に再雇用されることになった時期を中心に描く物語となる模様。グァダニーノの契約はまだ締結されていないが、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズや『We Live in Time この時を生きて』のアンドリュー・ガーフィールド、『トップガン マーヴェリック』のモニカ・バルバロ、『ANORA アノーラ』のユーリー・ボリソフを起用する意向のようだ。Amazonは今夏にも制作を開始予定で、米サンフランシスコとイタリアでの撮影を予定しているという。
脚本とプロデュースを兼任するサイモン・リッチは、ニューヨーカー、GQ、Vanity Fairといった大手雑誌媒体で数々の寄稿経験を誇る脚本家でありユーモア作家。過去には人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」でもライターを務めており、OpenAI社を舞台にした物語をどの視点で捉えるかも興味深い。プロデューサーには『007』新作映画に携わるデヴィッド・ハイマンも名を連ねている。
グァダニーノとガーフィールドは、2025年10月にUS公開となる『After the Hunt(原題)』から早々の再タッグとなる予定だ。『トップガン マーヴェリック』のフェニックス役でスターダムに躍り出たバルバロは『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』にてフォークシンガーのジョアン・バエズ役を演じ、主演のティモシー・シャラメにも劣らない歌唱と存在感でアカデミー賞助演女優賞ノミネートを果たした。地元ロシアでキャリアを固めたボリソフも『ANORA アノーラ』にてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ注目度は増すばかり。勢いと実力を備えた3人にとって、『Artificial』がまた新たな代表作となるだろう。
グァダニーノは、コリン・ファレルが主演を務めるDC映画『サージェント・ロック(原題:Sgt. Rock)』の企画保留が報じられたばかりだが、『アメリカン・サイコ』の新映画版も進行しており、果敢に製作を続けている。グァダニーノ作品は、独自の世界観を持つストーリーテリングと合わせて、衣装、音楽、ロケーションなど常に見どころが多く、『Artificial』も今後の話題作となりそうだ。
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Source:Deadline,The Hollywood Reporter