『シャザム!』ザッカリー・リーヴァイのTwitter騒動、DCジェームズ・ガンが見解

DC映画『シャザム! 〜神々の怒り〜』の公開を控えるザッカリー・リーヴァイが、新型コロナウイルスのワクチン接種への考え方を示すツイートで、一部で“炎上”状態にある。『神々の怒り』へのプロモーションへの影響を懸念する声もあがる中、DCスタジオ共同代表のジェームズ・ガンは騒動についてのコメントを求められた。
事の発端は、「ファイザーこそがこの世界の真の危機だと思う人?」との別のツイートに、リーヴァイが「激しく同意(Hardcore agree)」と引用リツイートしたこと。リーヴァイは「反ワクチン」の考えをもつ人物だとして、一部で激しいバッシングを受ける事態となった。
ガンは新生DCユニバースのラインナップ発表に向けた米プレス向けイベントで、リーヴァイのツイートについて意見を求めらると、次のように話した。米Varietyが報告している。
「本当に単純な話ですけれど、一緒に仕事をする役者やフィルムメイカーたちは、自分が同意できることも言うし、同意できないことも言うでしょう。そういうものです。別に、“自分がこういう考えだから、他の人にもこれを言って欲しいリスト”なんてありません。それに、同意しかねることを役者が言ったからといって、いちいち計画を変更するわけにはいかないんですよ。
同じ事ですが、もしも誰かが道徳的に非難されるべきことをしたとしても、それはまた別の話なんです。そういうことを考慮する必要があるし、バランスです。それが現代社会だし、また別の場所のことなんです。」
アメコミ映画の出演者が新型コロナウイルスのワクチンへの考え方をめぐって騒動になった例は、リーヴァイが初めてではない。マーベル『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』主演のレティーシャ・ライトは、ワクチン懐疑論やセクシャル・マイノリティを否定する内容を含む他人のYouTube動画をTwitterにて共有すると、すぐに激しい批判を受けた。のちにライトは「誰かを傷つけるつもりはありませんでした」と弁明したが、批判は止まぬままTwitterアカウントを削除したことがあった。その後ライトは『ワカンダ・フォーエバー』プロモーション活動にも参加している。
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Source:Variety