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ジェームズ・ガン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』おまけシーンを後悔「失敗だった」 ─ 『スーパーマン』では反省生かす

ジェームズ・ガン
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:James_Gunn_(28663744545).jpg

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)のポストクレジットシーンを、監督のジェームズ・ガンはのちに後悔していた……。アメリカでマスコミ向けに開かれた、DC新作映画『スーパーマン』の予告編上映イベントにて本人が明かした。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でガンが手がけた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』3部作の第2作。エンドクレジットの前後と途中に計5回のポストクレジットシーンが挿入される構成で、アダム・ウォーロックの登場や、オリジナルのラヴェジャーズの再結成が示唆される内容となっていた。

今回、ガンは「マーベル映画のポストクレジットシーンを振り返ると、アダム・ウォーロックを出したのは失敗だったと思います」と率直に語っている。「“しまった、次の映画でアダム・ウォーロックを出さなきゃいけないんだ”と思ったし、実際に大変だったから」。

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完結編『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023)にウォーロックは主要キャラクターとしてMCUに初登場し、うまく物語に組み込まれていた。しかしガンの口ぶりからすると、『リミックス』のポストクレジットシーンがなければ、ウォーロックが登場しない別の展開もありえたのかもしれない。

現在は古巣のMCUを離れ、新生DCユニバースを統括するガン。自ら長編映画第1作という重責を担う『スーパーマン』にもポストクレジットシーンが含まれることを示唆したが、過去の反省を生かし、「エンドクレジットでユニバース全体の準備をするつもりはありません」と明言した。

「クレジットをすべて見てくれた観客にポストクレジットシーンを見せるのは大好き。ただし、もちろんファンが楽しめるものにしたいけれど、必ずしも“次の展開も準備していますよ”というものにはなりません。(その後が)どうなるのかがわかっているからこそです。最高のクレジットシーンを考えつつ、今後はそのことを守らなければならないと思います。」

映画『スーパーマン』は2025年夏に日本公開。米国公開日は7月11日。

Source: Phase Hero

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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