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『ゴジラvsコング』に、その後につながる「大きな神話」出現か ─ モンスターバースの今後やいかに

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
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映画『ゴジラvsコング』は、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)がクロスオーバーする「モンスターバース(モンスターヴァース)」の最新作にして集大成だ。本作のあと、シリーズはどこへ向かうのか。

2019年3月、『ゴジラvsコング』の撮影現場にて、プロデューサーのアレックス・ガルシア氏はモンスターバースの展望を語っていた。これは米CinemaBlendによる取材で明かしたものだ。

「(レジェンダリー・ピクチャーズの)社内にシリーズのチームがあって、この世界を作り上げるため、懸命に作業をしています。きっと今回の映画では、すべての神話が織り合わせられ、さらに大きな神話が現れることでしょう。それが私たちの物語を前進させてくれますし、この作品を超えたところへと神話を広げてくれると思います。ただし、作品にはきちんと一本ずつ取り組んでいますけどね。」

このコメントからは、モンスターバースが『ゴジラvsコング』以降も続き、新たな展開を見せてくれる可能性がうかがえる。もしかすると、その前触れは本作で垣間見られるかもしれないのだ。ただし、前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)の公開時には、東宝とレジェンダリーの契約が『ゴジラvsコング』で満了するとのもあった。もしもそれが真実なら、ひとまずゴジラの登場は今回で一区切りということになりそうだが……。

ちなみに2017年、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の撮影現場にて、ガルシア氏は『ゴジラvsコング』以降の展望を「映画が大成功すれば希望はある」とだけ話していた。実際のところは謎に包まれているが、もし存続が興行面にのみ左右されるのならば、いささか不利な状況と言わざるを得ないのも確かだろう。なぜなら『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は興行面で苦戦したうえ、コロナ禍での公開となる本作は、米国にて劇場&配信の同時展開となる。その成績を踏まえ、モンスターバースが継続されるかどうか。すべてはスタジオの手にかかっている。

映画『ゴジラvsコング』は2021年5月14日(金)に全国公開予定。

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Source: Cinema Blend

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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