『ゴジラvsコング』続編、撮影現場にゴジラの咆哮音が響く ─ 監督のメッセージ映像が米公開

『ゴジラvsコング』(2021)の続編映画より、初めてのセット映像が米公式TikTokアカウントにて公開された。
今回の映像は、監督のアダム・ウィンガードが撮影スタジオの敷地内からメッセージを届けるもの。ところが、「みなさん、今ぼくらはオーストラリアで新しい怪獣の……」と言いかけるや、ゴジラの唸り声に続き、おなじみの咆哮音が響き渡った。監督は「スターが来てるぞ!」と一言、スタジオの中に入っていく。頭上に見える「お静かに(SILENCE)」の表示がシュールだ。
@godzillavskongmovie Straight from set in Australia, it’s Director Adam Wingard… #TeamGodzilla #TeamKong #FilmTok ♬ original sound – Godzilla Vs. Kong
本作の撮影は2022年7月末よりオーストラリアにて実施されており、撮影開始直後には現地メディアによってビーチでの撮影の様子が報告されていた。今回の映像はそれに続くもので、実際の撮影風景こそ見られないものの、初めて公式アカウントで撮影の進捗が伝えられた例となる。
また、先日告知されたあらすじではゴジラとコングの共闘が示唆されていたが、この映像は本作にも引き続きゴジラが登場することを製作陣が正式に認めるものと言える。ゴジラの権利主である東宝と、ハリウッド版を手がけるレジェンダリー・ピクチャーズの契約は『ゴジラvsコング』をもって一度終了するといわれていたため、その後のモンスター・ヴァースはゴジラ抜きで展開する可能性もあったのだ(以前報じられた続編の仮題が『Son of Kong』だったため、今後はコング主体のシリーズになるという推測もあった)。しかしゴジラの咆哮が変わらず聞こえる以上、ハリウッド版ゴジラの物語は今後も続くことになりそうだ。
出演者には『ゴジラvsコング』よりアイリーン・アンドリューズ役のレベッカ・ホール、バーニー・ヘイズ役のブライアン・タイリー・ヘンリー、少女ジア役のカイリー・ホットルが続投。新キャストとして、実写版『美女と野獣』(2017)野獣役のダン・スティーヴンス、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)イン・リー役のファラ・チャン、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)アレックス・ファーンズ、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)レイチェル・ハウスも出演する。
映画『ゴジラvsコング』続編(タイトル未定)は2024年3月15日に米国公開予定。