『ゴジラvsコング』続編、『ロード・オブ・ザ・リング』アニメ映画が米公開延期 ─ 『アクアマン』続編や『ウォンカ』は延期ナシ
モンスター・ヴァースの集大成『ゴジラvsコング』(2021)の続編映画『ゴジラxコング:ザ・ニュー・エンパイア(原題)』と、『ロード・オブ・ザ・リング』の新作アニメ映画『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ロヒアリム(原題)』が、ともに公開延期となった。米Deadlineなどが報じている。
両作の延期は、全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキによるもの。ワーナー・ブラザースは、事前のプロモーションが十分に行えないことを見据えて『デューン 砂の惑星PART2』の米国公開を2023年11月3日から2024年3月15日に延期しており、この日に米国公開予定だった『ゴジラvsコング』続編も同じく移動することとなった。
『ゴジラxコング:ザ・ニュー・エンパイア』の新たな米国公開日は2024年4月12日。また、この日に公開予定だった『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ロヒアリム』は2024年12月13日へと大幅に移動した。
ただし、ワーナーは『デューン 砂の惑星PART2』こそ公開を延期したものの、同じく2023年12月公開予定の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(12月15日、日米同時公開)やDC映画『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』、ミュージカル映画『ザ・カラー・パープル(原題)』はいずれも公開を延期していない。報道によると、ワーナーはコロナ禍を経た現在は劇場公開に注力しており、全体のスケジュールを変更することには消極的だったという。
『ゴジラxコング:ザ・ニュー・エンパイア』には、前作からアダム・ウィンガード監督が続投。キャストにはレベッカ・ホールとブライアン・タイリー・ヘンリーが再び登板するほか、『美女と野獣』(2017)のダン・スティーヴンスらが新たに加わる。
また『ロード・オブ・ザ・リング:ウォー・オブ・ロヒアリム』は、J・R・R・トールキンの原作小説『指輪物語』に基づき、ピーター・ジャクソン監督による『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズと世界観を共有する前日譚。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の約250年前を舞台に、ローハンの王ヘルム・ハンマーハンドを主人公に角笛城の血塗られた歴史が描かれる。監督は「攻殻機動隊」シリーズや「ULTRAMAN」(2019)「攻殻機動隊 SAC_2045」(2020)の神山健治。
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Source: Deadline, The Hollywood Reporter