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『ハクソー・リッジ』新たな場面写真が解禁!主人公が恋する女性ドロシー、演じる女優テリーサ・パーマーに注目

2017年6月24日(土)公開の映画『ハクソー・リッジ』より新しい場面写真が到着した。俳優のみならず監督としての評価も高いメル・ギブソンが10年ぶりにメガホンを取り、第89回アカデミー賞で2部門を受賞した話題作が、あともう少しで日本にやってくる。

本作『ハクソー・リッジ』の舞台は、第2次世界大戦において激戦地となった沖縄・前田高地(ハクソー・リッジ)。武器を手にすることなく戦場を駆け回り、たった一人で75人の命を救った衛生兵デズモンド・ドスの物語だ。主演は『アメイジング・スパイダーマン』『沈黙 -サイレンス-』のアンドリュー・ガーフィールド。以前、THE RIVERでは“『ハクソー・リッジ』にヒーロー映画ファンが注目すべき2つの理由”として、本作の注目ポイントをご紹介した。

主人公ドスが恋する白衣の女性、ドロシー

さて、『ハクソー・リッジ』はメル・ギブソン監督こだわりの激しい戦闘シーン、その圧倒的な臨場感が大きな見どころとなっている。予告編を見ただけでも、その迫力は十分に伝わってくることだろう。

しかし本作において、熾烈な戦場ハクソー・リッジは物語のクライマックスにあたる。主人公デズモンド・ドスをめぐって、物語は3つの舞台で展開するのだ。1つはドスの故郷であるヴァージニア州のリンチバーグ。もう1つはドスが訓練を受け、軍事裁判にかけられるジャクソン基地の兵舎。そして最後がハクソー・リッジである。

今回解禁された写真は、いずれもドスが故郷リンチバーグで出会う女性ドロシーとの場面を切り取ったものだ。事故に遭った人を連れて病院を訪れたドスが、白衣のドロシーに一目惚れする場面。ドロシーを見つめるドスの笑顔が印象的な映画館でのデートの場面。そして献血室を舞台に、兵役志願を決めたドスがドロシーに結婚を申し込む場面である。

ハクソー・リッジ
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
ハクソー・リッジ
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016
ハクソー・リッジ
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

女優テリーサ・パーマーに注目せよ

本作『ハクソー・リッジ』で、このドロシー役を演じるのは、メル・ギブソンの本拠地であるオーストラリア出身の女優テリーサ・パーマーだ。主演作品『明日、君がいない』(2006)でオーストラリア映画協会賞の主演女優賞にノミネートされた実力派で、近年は巨匠テレンス・マリック監督の『騎士たちの聖杯』(2015)、『X-ミッション』(2015)などに出演。ホラー映画『ライト/オフ』(2015)では主演を務めたキャリアの持ち主だ。2017年は主演作が3作も待機している、ハリウッドで最も旬の女優である。

ハクソー・リッジ
© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

しかし『ハクソー・リッジ』は、最初に述べた通り、第2次世界大戦の激戦地となった戦場を描く物語である。白衣をその身にまとったドロシーは、まだ戦場の恐怖を知らないドスとどんな関係を築くのか、そして、その関係は戦時下でどう変化していくのだろうか……。

筆者としては、やはりアンドリュー・ガーフィールドが『アメイジング・スパイダーマン』で見せた“恋するヒーロー”の繊細さは記憶に新しい。かたやヒーロー映画、かたや戦争映画という違いはあるものの、本作でもガーフィールドは「自らの使命」と「悩める自分自身」に引き裂かれた複雑な青年像を体現していることだろう。ドロシーという人物の存在、そして巨匠たちが認めたテリーサ・パーマーの演技は、間違いなくドスという人物にさらなる奥行きを与えているはずだ。

映画『ハクソー・リッジ』は2017年6月24日(土)より、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
公式サイト http://hacksawridge.jp/

(文:Takatoshi Inagaki)

© Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

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THE RIVER編集部THE RIVER

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