予告編&ポスター解禁!『ハクソー・リッジ』にヒーロー映画ファンが注目すべき2つの理由

去る2017年4月26日、映画『ハクソー・リッジ』の日本版予告編とポスターが解禁された。映画ファンの間では早くから話題となっていた本作は、2017年6月24日(土)に劇場公開される予定だ。

(C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

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『ハクソー・リッジ』ヒーロー映画ファンは全員マスト!

メル・ギブソンによる10年ぶりの監督作品であり、『沈黙-サイレンス-』の演技が記憶に新しいアンドリュー・ガーフィールドの主演作品である『ハクソー・リッジ』は、第2次世界大戦で激戦地となった沖縄・前田高地が舞台。断崖絶壁が“のこぎり(=ハクソー)”のようだったため、アメリカ兵から「ハクソー・リッジ」と呼ばれたこの場所で、武器を持たずにたった一人で75人の命を救った、実在の兵士エドモンド・ドスを描くストーリーだ。

予告編をご覧いただけば、あるいはポスターを一目見ればわかるように、本作『ハクソー・リッジ』はまごうことなき戦争映画であり、「実話」を基にした作品である。それでも筆者は、本記事のタイトルにも記したように、この作品がマーベルやDCといったヒーロー映画のファンにも広く注目されるべき映画だと信じてやまない。

まるでヒーローの“オリジン・ストーリー”

不謹慎だと思われる可能性を承知であえて記せば、『ハクソー・リッジ』の予告編はスーパーヒーローのオリジン・ストーリーを思わせるような仕上がりとなっている。「武器を持たない」という信念を持つ主人公エドモンドが、周囲からの明らかな攻撃や圧力を受けながらも、やがてその信念を携えて戦場へと挑んでいく。彼は衛生兵として、あくまで人を救うために戦うのである。

では、なぜ彼はそこまでして「武器を持たない」のか、そして「命を救う」のか? “世界一の臆病者が、英雄になった理由とは—”というキャッチコピーは、まさに本作がその疑問に答えてくれることを意味しているだろう。しかもエドモンドを演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズでピーター・パーカー/スパイダーマンを演じたアンドリュー・ガーフィールドだ。“ヒーローは人を救えるか”というテーマを孕んだ同シリーズでも、アンドリューは非常に細やかな演技でピーター/スパイダーマンを演じきっていた。今回もその実力はいかんなく発揮されているに違いない。

ハクソーリッジ

(C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

メル・ギブソンによる「ヒーロー映画への回答」となるか

とはいえ『ハクソー・リッジ』で監督を務めたメル・ギブソンは、近ごろ隆盛を極めるスーパーヒーロー映画には否定的な立場の人物である。なにせ『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』を痛烈に批判したほか、マーベル映画には「善悪のない暴力」があると述べたほどなのだ……。『ハクソー・リッジ』のプロモーションでは、「現実のスーパーヒーローはスパンデックスを着てなかった」と皮肉らしいコメントも口にしている。

もちろんヒーロー映画をよく観る映画ファンにとっては、こうした発言は快いものではないだろう。筆者も内心は複雑な心境だが、しかしこう考えることはできないだろうか。ギブソン自身が「現実のスーパーヒーロー」だと述べたエドモンド・デスを描いた本作は、結果的に“ギブソンによるヒーロー映画への回答”となっているのではないかと。

ハクソーリッジ

(C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

これまでギブソンが手がけてきた作品と同様、『ハクソー・リッジ』も(日本ではPG-12指定を受けているように)戦闘シーンには激しい描写を含んでいるという。どんなアクション・シーンを、そしてヒーロー像を見せてくれるのか? ヒーロー映画ファンなら、“批判する側”が紡ぎ出すメッセージに注目しないわけにはいかないはずだ。

ちなみに本作ではアンドリュー・ガーフィールドのほか、脇を固める魅力的な出演者にも注目したい。『アバター』のサム・ワーシントン、『X-ミッション』のルーク・ブレイシーのほか、『きみがくれた物語』『ライト/オフ』と注目作への出演が相次ぐテリーサ・パーマーや、コメディアンとしても名高いヴィンス・ヴォーン、そしてヒーロー映画ファンとしては『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』レッドスカル役でおなじみヒューゴ・ウィーヴィングといった顔ぶれが揃っているのだ。

戦争映画ファン、ヒーロー映画ファンはもちろんのこと、全映画ファン注目の『ハクソー・リッジ』は2017年6月24日(土)公開。これから到着するであろう新たな情報も楽しみだ!

(C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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