『ハロウィン』続編、新3部作完結への「前編」にあらず ─ 第2作『ハロウィン・キルズ』あくまでも独立した作品に

鬼才ジョン・カーペンターによる同名の傑作ホラー映画を現代に甦らせた『ハロウィン』(2018)の続編にして、新3部作の第2作である『ハロウィン・キルズ(原題:Halloween Kills)』は、3部作の完結に向けた“前編”ではなく、あくまでも単独作品として仕上がっているという。製作を担当するジェイソン・ブラムが米io9のインタビューで語っている。
ブラムによると、2020年10月の米国公開に先がけて、すでに『ハロウィン・キルズ』は全編を観られる状態にあるとのこと。第3作『ハロウィン・エンド(原題:Halloween Ends)』に繋がる形で物語が終わるのではないかという懸念に対し、ブラムは単独作品としての独立性を保証した。
「私自身『ハロウィン・キルズ』を見るまでは心配していましたし、監督のデヴィッド(・ゴードン・グリーン)も不安そうでした。『ロード・オブ・ザ・リング』みたいにならないか、(すべてが)わからないままにならないかと。でも、そんな感じは全くありませんでした。完全に独立した作品のようになっていますよ。」
ブラム氏は本作について「かなり良いですよ」と述べ、その終わり方についても「2作目の結末を見たら、3作目がどういう方向に進むのかは想像できると思いますが、それでも2作目はきちんと満足できる結末になっています」と話している。なお、第3作『ハロウィン・エンド』の撮影は間もなく開始されるようだ。
『ハロウィン・キルズ』には、1978年の第1作からローリーを演じてきたジェイミー・リー・カーティスが続投するほか、同作でリンジー・ウォレス役で出演したカイル・リチャーズが復帰。第1作をはじめシリーズに複数回登場してきたトミー・ドイル役を、今回は『ブレックファスト・クラブ』(1985)や『フォックスキャッチャー』(2014)などのアンソニー・マイケル・ホールが演じる。
第2作『ハロウィン・キルズ』は2020年10月16日、第3作『ハロウィン・エンド』は2021年10月15日に米国公開予定。
Source: io9