『ターミネーター』は「死ぬほどやり尽くされた」とリンダ・ハミルトン、「最近のハリウッドはやり直しモノばかり」

『ターミネーター』シリーズのサラ・コナー役として活躍したリンダ・ハミルトンだが、今後の再演についてはこの上なく消極的だ。米Business Insiderに対し、その意思の低さを口にしている。
ハミルトンは『ターミネーター2』(1991)で強く闘うサラ・コナー像を確立。『ターミネーター4』(2009)で声のみの再登場を果たしたのち、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)では28年ぶりのカムバックを果たした。
『ニュー・フェイト』はシリーズをリブートさせる狙いもあったが、興行面で苦戦したため、その続編は事実上の頓挫状態にある。現在は、ジェームズ・キャメロン監督が新作の脚本を書いているというが、『アバター』シリーズも抱えているキャメロンのこと、本当に実現するのか、いつ実現できるのかは定かではない。
もっとも、『ターミネーター』の新作がどんな形でやってこようとも、ハミルトンにサラ・コナーをまた演じるつもりはないようだ。「もうおしまいです。おしまい。これ以上言うことがありません。もうストーリーは語られたし、死ぬほどやり尽くされた」とキッパリ話している。
さらにハミルトンは、何度も続編やリブートが試みられた『ターミネーター』の製作のあり方にも首を傾げている様子。「どうしてあれをやり直す人が出てくるのか、私には謎ですよ。でも、最近のハリウッドはやり直しモノばかりですからね」と、皮肉を込めて語っている。
T-800役のアーノルド・シュワルツェネッガーも、今後ありうる『ターミネーター』新企画には関わらない意向を口にしている。目下のところ、『ターミネーター』は初のアニメ『Terminator: The Anime Series』がNetflixで決定している。アニメ制作は『イノセンス』(2004)や『PSYCHO-PASS サイコパス』『攻殻機動隊』などで知られる日本のProduction I.Gが手がける。
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Source:Business Insider