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シュワちゃん、『ターミネーター』は「もうやらない」 ─ 『ニュー・フェイト』脚本にも納得していなかった?

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』ジャパンプレミア
©THE RIVER

シュワちゃんは、もう『ターミネーター』の世界に「アイル・ビー・バック」しない。米The Hollywood Repoterの取材にてアーノルド・シュワルツェネッガーは、シリーズ卒業の意向を話している。

SFアクション映画の金字塔シリーズである『ターミネーター』は、製作の事情で劇中の世界観を分岐させながらも全6作の映画とTVドラマが登場。2019年公開の直近作『ニュー・フェイト』ではシュワルツェネッガーやサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンも復帰しての新章開幕に挑んだが、成績は優れず事実上の頓挫状態となっている。

ジェームズ・キャメロン監督はリブートの可能性があることも認めているが、どんな形で最新作が作られたとしてもシュワルツェネッガーに続投の意図はないようだ。「シリーズとしては終わっていませんが、私はもう終わりました」と断言している。

「ターミネーターに関しては、あの世界はもう別のテーマで次に進みたいんだというメッセージをはっきり受け取りました」と話しているのは、新キャラクターたちが物語の牽引役となった『ニュー・フェイト』の内容を受けてのことと思われるが、キャメロンが同作にシュワルツェネッガーを出演させたのは間違いだったと公言したことも、いくらか影響しているかもしれない。

シュワルツェネッガーは「あれは誰かがまたいいアイデアを思いつかないといけない。ターミネーターは私の成功に大きく関わった作品だから、やっぱり思い入れがあります」と続け、しかしシリーズの出来が良かったのは2003年の『ターミネーター3』までだったと率直に述べている。

「最初の3作までは素晴らしかった。4作目のとき、私は知事をやっていたから出られなかった。それから5作目と6作目は、私が思うにまとまりがなかった。脚本がいい出来ではなかったからで、そうなることは前もってわかっていました。」

今となっては後の祭りだが、シュワルツェネッガーは『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)と『ニュー・フェイト』には納得しないまま出演していたということだ。これで『ニュー・フェイト』はティム・ミラー監督、キャメロン、そしてシュワルツェネッガーからも失敗の烙印を押されることとなってしまった。支持するファンも多いのだから、なんとか思いを次代に繋いでいきたいものだが……。

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Source:The Hollywood Repoter

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。