「よう、スノーク」「ハンからよろしく」─『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』レジスタンスの爆弾にメッセージが描かれていた事実が判明

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』劇中に登場するレジスタンスの兵器に、敵対陣営ファースト・オーダーに対する痛烈なメッセージが込められていたことがわかった。発売中の書籍『アート・オブ・スター・ウォーズ/最後のジェダイ』および『Star Wars:The Last Jedi:The Visual Dictionary』(邦訳版は2018年1月19日発売予定)にて確認することができる。

『最後のジェダイ』冒頭では、レジスタンスのコバルト中隊砲手、ペイジ・ティコ(ローズの姉)がMG-100スターフォートレス(通称Tウイング・ボマー)からマグナ・ボムを全落下させ、ファースト・オーダー・ドレッドノートの撃破に成功していた。Tウイング・ボマーにはこのマグナ・ボムを1,048個搭載できるのだが、書籍『アート・オブ・スター・ウォーズ/最後のジェダイ』および『Star Wars:The Last Jedi:The Visual Dictionary』の2書は、レジスタンスのメンバーがその中に手描きで落書きを加えていたことを明かしている。
2書籍は、スマイリーマークや戦闘機の機首によく見られる「ノーズアート」のようなペイントが施されたマグナボムの写真を掲載。そこにオーラベッシュ(スター・ウォーズ世界の言語)の文字が描かれた個体があり、それぞれ「よう、スノーク(HI SNOKE)」「ハンからよろしく(HAN SAYS HI)」と解読できるのである。

言うまでもないことだが、レジスタンスら反中央政権派にとってハン・ソロとは反乱同盟軍時代の英雄であり、そのハンは『フォースの覚醒』でファースト・オーダーのカイロ・レンに殺害されている。名も無きレジスタンスの一人ひとりが、その仇を取るべきとしてマグナ・ボムに皮肉めいたメッセージを込めて戦地に挑んでいたというわけである。
なお『アート・オブ・スター・ウォーズ/最後のジェダイ』によれば、このマグナ・ボム落下作戦が描かれるシーンにおいて、当初は回復したフィンをその場に加えさせる予定だったという。だが、その後のローズとの関係性との辻褄が合わなくなってしまうため、「スッパリ諦めることにした」のだそうだ。
書籍『アート・オブ・スター・ウォーズ/最後のジェダイ』はヴィレッジブックスより発売中。
邦訳版『スター・ウォーズ/最後のジェダイ ビジュアル・ディクショナリー 』は、実業之日本社より2018年1月19日に発売予定だ。英語版は既に購入が可能。
参考書籍:『アート・オブ・スター・ウォーズ/最後のジェダイ』フィル・スゾタック (著), ライアン・ジョンソン (著), 秋友克也 (翻訳)、ヴィレッジブックス、2017
『Star Wars The Last Jedi The Visual Dictionary』Pablo Hidalgo、DK Children、2017
写真:ゼータイメージ