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ドラマ版「ハンニバル」製作者、Netflixでのシリーズ再開に期待 ─ 「僕はやる気満々、それは彼らも知っている」

マッツ・ミケルセン主演ドラマ「HANNIBAL/ハンニバル」(2013-2015)で脚本・製作総指揮を務めたブライアン・フラーが、再びシリーズの再開に向けての希望を語った。米Colliderでは、米国でシーズン1~3を配信中のNetflixを指名して前向きな姿勢を示しているのである。

先日フラーは、シーズン4の可能性について「僕はとても希望を感じています」と口にしたばかり。今回は、ウィル・グレアム役のヒュー・ダンシーやレクター博士役のマッツ・ミケルセンと「もしも復活させられるならどうするか」という話し合いをしていることを明かしている。もっとも、再開に不可欠なのは、キャラクターの権利を持つプロデューサーのマーサ・デ・ラウレンティスと、シリーズを手がけた製作会社Gaumont International Television。それから、放送あるいは配信を引き受けてくれるテレビ局やプラットフォームだ。

もともとシーズン4が実現しないのは、テレビ局やプラットフォームが見つかっていないため。フラーによると、シーズン3の終了後も「マーサと僕は数年おきにあちこちを巡って、再開に興味を持ってもらえないかと様子を見ている」という。しかし最大のハードルは、本作がフラー&マーサのオリジナル企画ではなく、作家トマス・ハリスの小説に基づいていることだとか。それでもなお、フラーはNetflixに期待をかけている。

「(米国で)配信してくれているNetflixの良いところは、Netflix作品として見られる機会があることです。もしかすると、そのことが彼らの思いを変えることになるかもしれません。誰からも何も言われていないんですけど、信じてほしいのは、僕はやる気満々だってこと。それは彼ら(Netflix)も知っています。」

今回、フラーはすでにシーズン4のアイデアがあることも認めている。先頃は「(シーズン3から)5~7年経っているわけで、その間ずっと彼らは逃げていたことになる。そこから物語を始めたい」と話していたが、さらなる構想もあるのだろうか。

なお、インタビューにはウィル役のヒューも同席しており、フラーは「とにかくヒューとまた一緒に仕事をしたい。誰であれ、話をもらえたらできるかぎりのことをやります」と一言。ヒューもフラーの才能を尊敬していると述べ、シーズン4については「もしもの話ではあるけれど、僕はやりたいと思っています」と語った。

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Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。