『ヴェノム』トム・ハーディ、再演の可能性を否定 ─ 「ヴェノムが大好きで楽しかったからこそNO」

ソニー・ピクチャーズによるマーベル映画『ヴェノム』シリーズに主演したトム・ハーディが、ヴェノム/エディ・ブロック役で復帰する可能性について、同キャラクターを愛すればこその発言で反応している。
『ヴェノム』3部作は『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(2024)で完結した。現時点でハーディがヴェノム役を再演する予定は公式に明らかになっていない。ハーディは、トム・ホランド演じるスパイダーマンとヴェノムの夢のクロスオーバーが実現しかかっていたが、スタジオの政治的な理由で叶わなかったとも明かしていた。しかし、ホランドが続投する『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でヴェノムと初共演を果たす可能性もまだ残されている。
米Comicbook.comのインタビューで、「現時点ではスパイダーマンとの正式なクロスオーバーが、ヴェノムとして復帰する唯一の方法なのでしょうか?」と質問されたハーディは、「いいえ」と否定。「ヴェノムが大好きだし、演じるのも楽しかったから、“NO”です」と言い、ヴェノムを愛すればこそ、あえて復帰しないと答えた。
すると、ハーディが主演するParamount+の新ドラマ「MobLand(原題)」の共演者で、インタビューに同席したパディ・コンシダインが、「スーパーヒーロー映画のラストでティキ・バーみたいなところにいなかったっけ?」と話題を振った。それがスパイダーマンの映画だったと知ったコンシダインが「いい感じだったよ」とコメントすると、ハーディは嬉しそうに笑って反応した。
言及されたティキ・バーのシーンとは、『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』(2021)のミッドクレジットシーンのこと。トロピカルなバーでエディとヴェノムが飲んでいる時に元の世界に身体を戻されてしまい、シンビオートの欠片をアース616に残していく展開となった。このシーンでヴェノムとスパイダーマンが近づいたと言えるが、ハーディの発言から察するところ、残念ながら、現時点では両キャラクターが近づくことは期待できないかもしれない。
トム・ホランドが主演で復帰する『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、2026年7月31日に米国公開予定。
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Source:@Comicbook.com