ハリソン・フォード、『インディ・ジョーンズ』完結を認める ─ ドラマ版は「実現しても関わらない」

『インディ・ジョーンズ』シリーズの15年ぶりとなる最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』に主演するハリソン・フォードが、本作をもってシリーズが完結することを自身の口から認めた。
『インディ・ジョーンズ』は、考古学者で冒険家のインディアナ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回り、様々な危険や謎に立ち向かいながら冒険を繰り広げる不朽のアドベンチャー・シリーズ。本作をもってハリソンがインディ・ジョーンズ役を卒業することはかねてより公になっていたが、先日、米ウォルト・ディズニー・カンパニーがシリーズの完結を公式に発表。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)より40年あまり、世界中を魅了したシリーズがその幕を下ろす。
英Total Filmにて、ハリソンは「本作がシリーズ最後の映画となり、私がこのキャラクターを演じるのも最後になります。インディが映画に登場するのも最後になると見込んでいます」とコメント。2022年11月には、ディズニーがハリソンのインディ卒業後もシリーズの継続を目指し、ドラマ化の企画を検討していると報じられていたが、ハリソンは「(ドラマ化が)もし実現しても、私が関わることはないでしょう」と回答している。
テレビ版「インディ・ジョーンズ」の企画について、現時点でディズニー側から目立った進捗は報告されていない。『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984)に出演したキー・ホイ・クァンは、ショートラウンド役でスピンオフ作品に出演したいと語ったことがあるが、何らかの形でインディの大冒険が続く可能性はあるのかどうか。しばし続報を待とう。
『運命のダイヤル』はインディアナ・ジョーンズ役のハリソン・フォードをはじめ、ヘレナ役に「Fleabag フリーバッグ」(2016-2019)のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、ユルゲン・フォーラー役に“北欧の至宝”マッツ・ミケルセン。発掘屋サラー役をジョン・リス=デイヴィスが再演するほか、アントニオ・バンデラス、シャウネット・レネー・ウィルソン、トーマス・クレッチマン、トビー・ジョーンズ、ボイド・ホルブルックらが出演する。
監督・脚本は『LOGAN/ローガン』(2017)『フォードvsフェラーリ』(2019)のジェームズ・マンゴールド、共同脚本は『フォードvsフェラーリ』のジェズ&ジョン=ヘンリー・バターワース、デヴィッド・コープ。音楽は名匠ジョン・ウィリアムズ、製作総指揮はシリーズ過去作を手がけたスティーブン・スピルバーグとジョージ・ルーカスが務めた。
映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は2023年6月30日(金)公開。
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Source: Total Film