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ハリソン・フォード、『ハン・ソロ』オールデン・エアエンライクの演技に大満足 ― 監督「ハリソンのモノマネはしないと決めていた」

オールデン・エアエンライク ハリソン・フォード
[左]Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/28945423348/ [右]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/33374885042 Remixed by THE RIVER

映画ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018)でタイトルロールを演じるのは、『ヘイル、シーザー!』(2016)で注目された新鋭オールデン・エアエンライク。シリーズでハン・ソロ役を演じてきたハリソン・フォードからバトンを受け取った、いわば“2代目ハン・ソロ”なのだが、彼が単純な後継者だといえないのは、オールデンが演じるのが「初代よりも若いハン・ソロ」であるからだ。ルーカスフィルムやロン・ハワード監督ら製作陣は、この2代目に、ある思いを込めていたようだ。

オールデン・エアエンライク
オールデン・エアエンライク Photo by Dick Thomas Johnson https://www.flickr.com/photos/31029865@N06/28945423348/

3,000人以上から選抜、新しいハン・ソロ

オールデンが“2代目ハン・ソロ”として決定するまでに、実に3,000人以上の候補者がオーディションで涙をのんだという。そのなかには『キングスマン』(2015)のタロン・エガートンや『ベイビー・ドライバー』(2017)のアンセル・エルゴート、『セッション』(2014)のマイルズ・テラー、『パシフィック・リム:アップライジング』(2017)のスコット・イーストウッドという、今をときめく若手スターもいたそうだ。ハン・ソロ役に決まった当時を、オールデンは英Empire誌にて回想している。

「(ハン・ソロ役を)自分が求めていたんだと本当に理解するまで、少し時間がかかりました。(決定した)当初からすごくうれしかったし興奮したんですが、これは自分が選んだもので、ただオーディションを受けていただけじゃないんだってことを確かめておきたかったんです。だって、この役を演じられない誰もがものすごく悔しがっているんですから。」

しかし、映画史に残るキャラクターの2代目にして、その前日譚を演じるという仕事はあまりにも重責だ。どう演じても、あのハリソン・フォードが演じたハン・ソロと比べられることになってしまう。そこでルーカスフィルムのメンバーは、早い段階でハリソンの幻を追いかけるのはやめることにしていたようだ。ロン・ハワード監督はこう語る。

「僕がこの映画に関わり始める以前から、つねに明らかだったことがありました。ハリソンのモノマネはやらない、ということです。誰もそんなことを求めてはいなかった。ハン・ソロというキャラクターを作るものの一部は、彼の印象や雰囲気、ボディ・ランゲージなんです。」

完成した映画に登場するオールデンは、確かにハリソンのハン・ソロとはぴったり重ならない部分も多いが、けれども確かに若いハン・ソロとしての説得力をたたえ、私たちのよく知るハン・ソロにつながる余地を十分に示してくれる。それはハリソンの演技をコピーするのではなく、一人の青年として自立させ、その中にハン・ソロを思わせる部分をにじませた演技と演出のなせる業だろう。

『ハン・ソロ』の撮影に入る以前、オールデンはハリソンと面会し、たくさんのアドバイスを受け取っていたという。そんなハリソンは、『ハン・ソロ』を観てオールデンの演技に非常に満足したそうだ。ロン監督は、ハリソンから喜びの電話を受けたことを明かしている。

「ハリソンが電話で“映画を観たよ。本当に素晴らしかった”と言ってくれたんです。ハリソンは決して感情を表に出さない人だと思います。お世辞を言うことはあったり、親切だったりもするけど、絶対に感情を表に出さない。その彼が興奮していた、喜んでいたんです。“オールデンは自分の仕事をきちんと全うした。ハン・ソロを自分のものにしながら、キャラクターの精神を本当に理解してくれている。すごくうれしい”と言っていました。」

映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は2018年6月29日より全国の映画館にて公開中

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』公式サイト:https://starwars.disney.co.jp/movie/hansolo.html

Sources: Empire Magazine 2018 June, Empire
Eyecatch Image: [左]Photo by Dick Thomas Johnson [右]Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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