ハリソン・フォード、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』監督&主演俳優に助言していた「誰にも教えるなよ」

映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は、ジョージ・ルーカスが生んだ『スター・ウォーズ』の人気キャラクター、ハン・ソロの若き日の冒険を描いたスピンオフ作品だ。これまでシリーズで描かれなかった「銀河の裏社会」を舞台に、のちにヒーローとなる銀河の密輸業者は何を経験するのか……。

オリジナル3部作、そして『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)でハン・ソロを演じたハリソン・フォードに代わって、本作で主演を務めるのは『ヘイル、シーザー!』(2016)などの新鋭オールデン・エアエンライク。監督は『アポロ13』(1995)や『ビューティフル・マインド』(2001)のロン・ハワードだ。

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の撮影が始まる以前の2017年1月、ハリソンはオールデンに直接アドバイスを述べていたという。そして、前任者の降板によって急遽登板したロン監督も、プロジェクトへの参加にあたってハリソンに面会したそうだ。
新たなハン・ソロの物語を紡ぐ人々に、ハリソンは一体何を語ったのか? 米Entertainment Weekly誌が明らかにしている。

スター・ウォーズ

©Twentieth Century-Fox Film Corporation Photographer: John Jay 写真:ゼータ イメージ

「知るべきことは全部話した。でも、誰にも教えるなよ」

ハリソン・フォードという俳優は、インタビューやプロモーションの場においても、決して必要以上に多くを語りたがらない。それが俳優同士の密な会話であれば、それが外部に伝わることに抵抗感を抱くのは自然なことだろう。

オールデンはハン・ソロという映画史に残るキャラクターを演じるにあたって、「彼(ハリソン)と会わずに映画をやるなんて間違ってると思いました」と語った。彼はハリソンとの昼食を「最高でした」と振り返り、ハリソンが自分を「すごく応援してくれた」と明かしている。ただしハリソンは、その場で語られた話題を決して他言しないよう求めたそうだ。

「彼(ハリソン)は素晴らしい話をしてくれました。でも、“君が知るべきことは全部話した。でも、誰にも教えるんじゃないぞ”って。その命令は守らないといけませんね。」

Entertainment Weekly誌の記者は、ハリソンがオールデンに何を伝えたのか聞き出すことができていない。しかしそのヒントとなりうるのは、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長による言葉だ。

「ハリソンがオールデンにたくさん話をしてくれたのは、本当に素晴らしかったと思います。初めて『スター・ウォーズ』の脚本を読んだ時のこと、ジョージ(・ルーカス)がハンでやってのけたこと。ハンはどういう人物なのか。それから、ハリソンとジョージがキャラクターを作るために長年話し合ったことについて
彼がオールデンに話したことは、かけがえのないものです。映画の製作中、オールデンがハリソンの語った内容を口にしていたことが何度もありましたね。本当に役立ったんだと思います。」

ハン・ソロというキャラクターの背景

「ハリソンは非常に思慮深い俳優、アーティストです。彼がこのキャラクターについて知ったことを、私も知りたかった」。こう語るのは『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の監督を務めたロン・ハワードだ。前任者であるフィル・ロード&クリス・ミラーの降板により、ほとんど準備期間のないまま製作の引き継ぎにあたった彼は、ハリソンからハン・ソロというキャラクターの背景について聞いたことを明かしている。

若き日のハン・ソロを主人公とする本作は、身寄りのない孤児だった彼が、世界中の観客が知るハン・ソロになるまでのストーリーだ。「銀河の裏社会」という厳しい環境下で、彼はどんな日常を送っていたのだろうか。

ハンは自分が孤児であることにいつも苦しんでいるんだ、とハリソンは言っていました。それゆえ人々とつながりを持つことに憧れているし、同時に逃れようとあがいてもいる。すごく面白いと思いましたよ。
また彼は、これまで生きてきたことで、自分が生き抜けることを証明してきたんです。しかしハンは、自分に必要なぶんだけ、自分が賢いことを知りません。言葉を変えましょう、彼は“賢い”わけではないですね。そんな言葉は使わない。ハンは必要に応じてうまくやるような人間ではないんです。だから、自分が落ち着いているかのように装いたがりますけど、実際には時々あわてていますよね。ハリソンはそれを見事に演じたと思いますし、オールデンと私はお互いの考えをたくさん話し合いましたよ。」

オールデンによれば、本作は「若い男が、辛い生い立ちから抜け出すために夢を追いかけるストーリー」だという。そこで彼はどんな冒険を繰り広げ、どんな成長を見せるのだろうか?

ちなみにキャスリーン・ケネディ社長によれば、ハリソンはオールデンについて「いい。いいヤツだ、すごくいいヤツだ」と語っていたという。『スター・ウォーズ』シリーズの重鎮であるローレンス・カスダンらが執筆した脚本にも満足しているそうで、ひとまず“元祖ハン・ソロ”のお墨付きは得ているということになりそうだ。

映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は2018年6月29日より全国ロードショー

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Sources: http://ew.com/movies/2018/02/07/harrison-ford-solo-star-wars-story/
http://ew.com/movies/2018/02/07/solo-star-wars-alden-ehrenreich-interview/
© Twentieth Century Fox Film Corporation 写真:ゼータ イメージ

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