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「ハリー・ポッター」ドラマ版ハグリッド役、映画版のコピーはしない ─ 「おかしくてお茶目、怖がりで過保護で子どもっぽい」キャラクターに

ニック・フロスト
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/54013366252/ Remixed by THE RIVER

ドラマ版「ハリー・ポッター」でルビウス・ハグリッド役に抜擢されたニック・フロストが、映画版でハグリッド役を務めた故ロビー・コルトレーンに敬意を表しつつ、自分なりのアプローチでキャラクターに命を吹き込む決意を語った。

J.K.ローリング著『ハリー・ポッター』シリーズに登場するハグリッドは、ホグワーツの森番を務める心優しい半巨人。映画版ではコルトレーンがユーモアと温かみに満ちた演技で世界中のファンを魅了した。

大役を引き継ぐことになったフロストは、米Colliderの取材で「キャスティングされるということは、その役に自分なりの何かをもたらすことができるから」と述べ、次のように意気込みを語った。

「ロビー(・コルトレーン)の素晴らしい演技があったことは重々承知していますが、ロビーになろうとは決して考えていません。“違う”ことをやろうとしているわけではなく、題材を尊重しながら、そのなかで細かく掘り下げられるものがあると思います。」

原作を通して、ハグリッドを「優しくて、迷子のようで、荒々しくて、面白くて、温かい子供のような存在」と感じていたというフロスト。「各シーズンで(原作)1冊分を描けることは、その側面をより深く探求できるから素晴らしい。本当に楽しみです」と語っている。「彼は面白いキャラですから!おかしくて、お茶目で、怖がりで、過保護で、子供っぽい……そんな風に演じるつもりです」。

ドラマ版は原作シリーズ全7巻を10年かけて描く壮大なプロジェクトで、各シーズンの撮影は「10~11ヵ月」にも及ぶという。キャストにとっては過密スケジュールとなるが、フロストは「とにかく、始まるのが楽しみで仕方ない」とのこと。「頭の型取りをしたり手のスタンドを作ったりしたのですが、“これ見てみて”と言われて “おお、最高にクールだ!”と思いました」と、すでに興奮を隠せない様子だ。

ドラマ版「ハリー・ポッター」は、2025年夏にワーナー・ブラザース・スタジオ・リーブスデンで撮影が開始される予定。ハリー役はドミニク・マクラフリン、ハーマイオニー役はアラベラ・スタントン、ロン役はアラスター・スタウトに決定したことが発表されている。

そのほか、アルバス・ダンブルドア役に『教皇選挙』(2024)ジョン・リスゴー、ミネルバ・マクゴナガル役に『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025)ジャネット・マクティア、セブルス・スネイプ役に「ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え!」パーパ・エッシードゥ、ルビウス・ハグリッド役に「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004)ニック・フロスト、クィリナス・クィレル役に『キング・オブ・シーヴズ』(2018)ポール・ホワイトハウス、アーガス・フィルチ役に「The Fast Show(原題)」ルーク・タロンが名を連ねる。

Source: Collider

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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