『ホーンテッドマンション』男の子がゴーストを見てしまった本編映像 ─ クリエイターがこだわった「ホラー」の描き方

ディズニーランドの人気アトラクション“ホーンテッドマンション”が実写で蘇った映画『ホーンテッドマンション』より、物語の序章ともいえる本編映像が到着した。
映像は、この物語の序章となるワンシーン。館に引っ越してきたギャビーと息子トラヴィスが、館の異変に気づき始める姿を捉えている。恐ろしいほどに広く、真っ暗な館の中で、目に見えてはならないはずのゴーストの存在を感じ取ってしまったトラヴィスたち。この後彼らは、さらに驚きの光景を目撃していくことに。果たして、この館にはどんな秘密が隠されているのか。多数のゴーストたちがこの館に住み憑いている理由とは?

本作を手掛けたのは、カリフォルニアのディズニーランドでキャストとして働いていたという異色の経歴の持ち主、ジャスティン・シミエン監督。パークファン、強いてはアトラクションの大ファンでもあったことを公言しているシミエン監督の溢れんばかりの愛情が詰まった本作は、アトラクションに忠実な世界観が画面の隅々までに再現されている。
シミエン監督とはNetflixオリジナルのコメディドラマ「親愛なる白人様」(2017-2021)ぶりのタッグとなる撮影監督のジェフリー・オルドロン。彼もまたかつてアトラクションに魅了されたうちのひとりだ。オルドロンは、本作の魅力についてこう語る。
「ホラーと笑い、視覚的なユーモアによるバランスがあって、そのユニークな融合は他の場所では見られないものだと思います。50年以上前からあるもので、今だに何の変化も与えることなく機能し続けている秘訣も、そのオリジナルな設定にある思います。」
今回到着した映像のシーンのようなスリル溢れるシーンについては、「ホラーファンとしてこだわったのは、鏡や月明かり、懐中電灯を、ゴーストを見るための唯一の方法として使うこと。そうすることで、より恐怖を助長させると思うんです」とコメント。「“何か起こりそう”と考えさせるように観客を誘導し、それから思いっきり驚かせる。すべて、古典的なホラーのセットアップなんです」とこだわりを明かした。“笑い”の要素が話題になっているその裏には、真逆のホラー要素をファンも喜ぶ演出で描き出した彼の活躍があげられそうだ。

アトラクションへの深いリスペクトが感じられる世界観、そして個性溢れるキャラクターたちが織りなす“笑い”が魅力の本作。“恐怖”と“笑い”がノンストップに押し寄せる映画『ホーンテッドマンション』をぜひ劇場で。
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