【ネタバレ】「ホークアイ」第2話、「LARP」シーンの誕生はファンのおかげだった? ─ ジェレミ・レナー、コミコンでの経験を語る

この記事には、「ホークアイ」第2話『かくれんぼ』のネタバレが含まれています。

日本では「ライブRPG」の名でも知られる「LARP」(Live Action Role-Playing Game)とは、ゲームの登場人物になりきって、定められたストーリーに従いながら戦いや交流に興じる体験型ゲームのこと。「ホークアイ」では、回り回って一般人の手に渡ってしまったローニンのスーツを取り返すために、クリントはこの「LARP」に参加しなければいけなくなる。
スーツのためならと、しぶしぶ「LARP」に参加したクリントは甲冑を身に着け、道行く先で敵を切り倒す。相手はもちろん戦いの素人だから、クリントは手を抜いても余裕で倒せてしまうが、ある理由で負けざるを得ない状況に。ローニンスーツを持っていた男から、引き渡しの条件として決闘に負けることを提示されたのだ。その通り、クリントは興奮する参加者に囲まれながら男に斬られ、スーツを取り返したのだった。
このシーンが、一体どうやってファンのおかげで誕生したというのだろう。米Entertainement Weeklyでは、ジェレミー・レナー本人が製作当時を振り返り、その訳を説明してくれている。
「提案された時、僕は“絶対にやらなければ”って感じでした。コミコンで経験したあの環境のように、(LARPのシーンでも)僕が“ファンは最高だ”と言っているようなものですから。もしクリント・バートンが、コミコンでたくさんのファンと戦いごっこをしたとしたら、彼らは(クリントを)ボコボコにしようとするでしょう。この作品にも、謙虚さを交えながら、違った種類のユーモアをもたらすのが良いと思ったんです。」
コミコンといえば、年に数回しか訪れないスターとファンの貴重な交流の機会だ。これまで何度もコミコンに参加してきたレナーは、高揚感に浸るファンの気持ちを参考に、「ホークアイ」に「LARP」のシーンを取り入れたということだ。劇中では、決闘に勝利した男が、クリントに「人生最高の日」と感謝を伝えている。
レナーのファン想いな一面がうかがえるエピソードだが、これは監督のリース・トーマスも認めていること。トーマス監督は「ジェレミーは、これまで長いことMCUのファンと一緒に人生を歩んできましたからね。彼もそうした(ファンとの)世界を楽んでいたと思いますし、それを認めるような何かをしたかったんでしょう」とレナーの気持ちを推し量った。
ところでレナーといえば、2018年には東京コミコンにもゲストとして参加している。レナーが登壇した日の盛り上がり具合はTHE RIVERのレポート記事にも記されているが、つまるところ日本のファンも「LARP」シーン誕生に大きく貢献したということで良いだろうか。
▼ 「ホークアイ」の記事
【ネタバレ】「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2、これだけのストリート・ヒーローがアッセンブルするかも ありえそう ケイト・ビショップ役が続演を示唆、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』登場なるか? ─ 「一緒に成長し続ける」 ケイト・ビショップは帰ってくる……? 「ホークアイ」「アガサ・オール・アロング」シーズン2をプロデューサーが示唆「チャンスを探している」 やってください 「デアデビル:ボーン・アゲイン」に「ホークアイ」ジャック・デュケイン再登場決定 ─ 剣術の名手が両作をつなぐ ソーズマン! 【2025年3月更新】マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の予定 ─ 新作映画・ドラマ最新まとめ こんなにあるぞ!
Source: Entertainement Weekly