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【ネタバレ】「ホークアイ」第2話、「LARP」シーンの誕生はファンのおかげだった? ─ ジェレミ・レナー、コミコンでの経験を語る

ホークアイ
(C)2021 Marvel

この記事には、「ホークアイ」第2話『かくれんぼ』のネタバレが含まれています。

「ホークアイ」
(C) 2021 Marvel

日本では「ライブRPG」の名でも知られる「LARP」(Live Action Role-Playing Game)とは、ゲームの登場人物になりきって、定められたストーリーに従いながら戦いや交流に興じる体験型ゲームのこと。「ホークアイ」では、回り回って一般人の手に渡ってしまったローニンのスーツを取り返すために、クリントはこの「LARP」に参加しなければいけなくなる。

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スーツのためならと、しぶしぶ「LARP」に参加したクリントは甲冑を身に着け、道行く先で敵を切り倒す。相手はもちろん戦いの素人だから、クリントは手を抜いても余裕で倒せてしまうが、ある理由で負けざるを得ない状況に。ローニンスーツを持っていた男から、引き渡しの条件として決闘に負けることを提示されたのだ。その通り、クリントは興奮する参加者に囲まれながら男に斬られ、スーツを取り返したのだった。

このシーンが、一体どうやってファンのおかげで誕生したというのだろう。米Entertainement Weeklyでは、ジェレミー・レナー本人が製作当時を振り返り、その訳を説明してくれている。

提案された時、僕は“絶対にやらなければ”って感じでした。コミコンで経験したあの環境のように、(LARPのシーンでも)僕が“ファンは最高だ”と言っているようなものですから。もしクリント・バートンが、コミコンでたくさんのファンと戦いごっこをしたとしたら、彼らは(クリントを)ボコボコにしようとするでしょう。この作品にも、謙虚さを交えながら、違った種類のユーモアをもたらすのが良いと思ったんです。」

コミコンといえば、年に数回しか訪れないスターとファンの貴重な交流の機会だ。これまで何度もコミコンに参加してきたレナーは、高揚感に浸るファンの気持ちを参考に、「ホークアイ」に「LARP」のシーンを取り入れたということだ。劇中では、決闘に勝利した男が、クリントに「人生最高の日」と感謝を伝えている。

レナーのファン想いな一面がうかがえるエピソードだが、これは監督のリース・トーマスも認めていること。トーマス監督は「ジェレミーは、これまで長いことMCUのファンと一緒に人生を歩んできましたからね。彼もそうした(ファンとの)世界を楽んでいたと思いますし、それを認めるような何かをしたかったんでしょう」とレナーの気持ちを推し量った。

ところでレナーといえば、2018年には東京コミコンにもゲストとして参加している。レナーが登壇した日の盛り上がり具合はTHE RIVERのレポート記事にも記されているが、つまるところ日本のファンも「LARP」シーン誕生に大きく貢献したということで良いだろうか。

Source: Entertainement Weekly

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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