『エイリアン』ドラマ化が始動、舞台は70年後・世紀末の地球 ─ 「ファーゴ」ノア・ホーリーが手がける

SF映画の金字塔として不動の地位を築いた『エイリアン』(1979)を、「FARGO/ファーゴ」(2014-)のノア・ホーリーが米FX傘下で製作するドラマ版のプリプロダクション(撮影前準備)が始動したようだ。米Deadlineが報じている。
米テレビ批評家協会(TCA)冬季プレスツアーにてFXのチーフであるジョン・ランドグラフがドラマ版の進捗状況について、「現在、ノアは『ファーゴ』シーズン5を製作していますが、『エイリアン』のプリプロダクションを積極的に進めており、脚本も執筆しています」と報告。
さらにランドクリフは、「今週末に彼はオースティンでプロダクションデザイナーとミーティングをして、『ファーゴ』シーズン5を完了した後、今年の製作に向けて準備を進めていくと思います」とも付け加えた。
ホーリーとFXがタッグを組むドラマ版が正式に発表されたのは、2020年12月。本企画では、映画シリーズの主要キャラクターであるリプリーが登場する以前の物語が描かれると伝えられている。以前にランドクリフは「リプリーは登場しません」と明かし、「エイリアン以外の過去の登場人物が出てくることはありません。私たちの地球が舞台で、21世紀末頃、今から70数年後の話が展開されます」と説明していた。ホーリーが脚本を手がけ、シリーズの生みの親であるリドリー・スコットがプロデュースを担うとされる。
なお、進行中の『エイリアン』企画は、ホーリーが指揮を執るドラマ版だけではない。新作映画『Alien: Romulus(仮題)』が2023年2月6日より撮影開始予定だ。『ドント・ブリーズ』(2016)のフェデ・アルバレスが監督・脚本・製作を務め、リドリー・スコットもプロデューサーとして参加する。ドラマ版と共に続報に期待しよう。
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Source:Deadline