『ハッピー・デス・デイ3』の進展は引き続きナシ、監督はそれでも希望を持ち続けている

死のループを描くハイテンション・ホラー『ハッピー・デス・デイ』の第3作の製作について進展がないことを話していたクリストファー・ランドン監督によれば、今も引き続き進展は内容だ。監督はめげずに希望を持ち続けているようなのだが…？

『ハッピー・デス・デイ』シリーズは、主人公の大学生が自分が殺されてしまう日のループから抜け出せなくなるホラーを描き、そのユニークなコンセプトが大きく話題となった。2017年に第1作、2019年に続編『ハッピー・デス・デイ 2U』が製作された。

かねてより第3作の製作も前向きに検討されていると伝えられていた。ランドン監督が「そのうちニュースがあります」とほのめかしたり、プロデューサーのジェイソン・ブラムも監督と話し合いをしたと明かしたりと、実現に近づくようなニュースも続いていたが、その後具体的な進展は聞こえていなかった。

もし、お金のことを気にせずに好きな作品を手がけられるとしたら何を製作したいかとの質問に、ランドン監督は米The Hollywood Reporterに次のように話した。

「それは間違いなく『ハッピー・デス・デイ3』ですよ。私の頭の中にはあの映画があり、自分が何を望んでいるのかがはっきりと分かっています。実は、本作は前2作よりも大規模の映画で、それが問題の一部となっている。次の3作目にはより大きな予算が必要なのですが、2作目が1作目ほどうまくいかなかったので、それは無理なお願いですよね。本当に楽しいシリーズ完結編になるので、ユニバーサルがチャンスを与えてくれることを、僕はまだ期待しています。」

シリーズ1作目の世界累計興収は1億2,547万ドルのヒットとなっていたが、ランドン監督が懸念しているように、2作目は6,450万ドルまでダウンしている。より大きな予算が必要とされる続編ということで、スタジオを説得することは簡単なことではないはずだ。今でも希望を持ち続けている様子だが、はたしてスタジオのGOサインが出ることは今後あるのだろうか？

Source:The Hollywood Reporter
Text:山野井俊、中谷直登