アンバー・ハード、『アクアマン2』語る 「参加できて本当に光栄」

元夫のジョニー・デップとの名誉毀損裁判で、すっかり騒動のイメージがついてしまったアンバー・ハード。DC映画『アクアマン』(2018)では海底国の王女メラを演じたハードは、その続編として2023年12月US公開予定の『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』にも続投予定だ。

ハードは元夫デップとの裁判に敗訴して以来初となる出演映画『In The Fire(原題)』でショウビズ界に復帰。公の場に登場し、映画のインタビュー取材にも応えるようになっている。
DC映画では『ザ・フラッシュ』が興行不振。前作『アクアマン』は、現行DCユニバース全作の中でも『ワンダーウーマン』(2017)に次ぐ大ヒットを記録した作品だ。その続編となる『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』について「楽しみにしていますか」と尋ねれたハードは、「もちろんです」と米Deadlineに答え、インディ映画『In The Fire』と並べながら語っている。
「私の業界において両極端に位置するような、全く異なるプロジェクトです。何百万ドルもかかった大作シリーズ映画はプレッシャーも重大で、成功させるためには妥協も必要になる。一方で『In The Fire』のような小規模なインディ映画は、アートと愛がなす仕事という感じ。同じリソースもないので、そこでも妥協というものが出てきます。
役者としての最善の形は、その両方でバランスを取れるようになること。『アクアマン』のシリーズやその背後にある構造に加わることができて、私はすごくすごく光栄です。そして『In The Fire』のような小規模なパッション・プロジェクトで、そのフィルムメーカーやキャストたちと一緒に汗をかいて、物語に息吹をもたらすことができたのも嬉しい。成功とは、そういう両方ができる役者のことだと思います。」

気になるのは12月の米公開に向けて、配給のワーナー・ブラザースがハードをプロモーション活用に参加させるかどうかだ。ハードの訴訟劇の相手となったデップはワーナーに『ファンタスティック・ビースト』シリーズから降板させられており、その後結果としてハードは敗訴したという事実がある。また、『ザ・フラッシュ』では主演であるはずのエズラ・ミラーが、自身のスキャンダルのためプロモーションに実質的な参加ができなかったという近例も。
もっとも、この続編でハードが演じるメラの登場は前作よりも縮小されているかもしれない。騒動を受けてハードの出番が減らされたとの情報も、一部で伝えられているのだ。一時は降板の可能性もあったというが、ジェイソン・モモアとジェームズ・ワン監督がそれをなんとか制止していたという。
『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』は2023年12月20日US公開予定。
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Source:Deadline