『ヘルレイザー』リブート版、米予告編が公開 ─ 女性ピンヘッド登場、パズルボックスで阿鼻叫喚

カルト・ホラー映画の金字塔、『ヘルレイザー』シリーズのリブート版映画『Hellraiser(原題)』の米国版予告編が公開された。シリーズ史上初、女性ピンヘッドがその全貌を現す。
『ヘルレイザー』シリーズは、究極の性的官能を体感できる「ルマルシャンの箱」と呼ばれるパズルをめぐる物語。そのパズルを解くと異次元の扉が開き、「セノバイト」と呼ばれる4人の魔導士たちが苦痛と恐怖=究極の快楽をもたらす……。
今回のリブート版では、依存症に苦しむ若い女性・ライリーが古代から伝わるパズルボックスを手に入れる。それがセノバイトを召喚するためのものであるとも知らず、ライリーはパズルを解き、異次元からの来訪者を呼び寄せてしまうのだ。
予告編では、映像の冒頭からジョーイという名の男性がパズルを解いたばかりに断末魔の悲鳴をあげる。同じようにライリーも謎を解くと、『ヘルレイザー』シリーズの顔である、頭部に無数のピンが刺さったピンヘッドの姿が。「時は来た、大いなる喜びが待っている。先へ進みなさい、そして与えなさい。血を、痛みを。私たちのために」。映像は、苦しむライリーを前に、ピンヘッドが「あなたの願いは?」と尋ねる場面で終わっている。
主人公・ライリー役は「グランド・アーミー」(2020-)のオデッサ・アジオン、ピンヘッド役は「センス8」(2015-2018)のジェイミー・クレイトン。監督は『ザ・リチュアル いけにえの儀式』(2017)『ナイト・ハウス』(2020)のデヴィッド・ブルックナーが務め、脚本は同じく『ナイト・ハウス』のベン・コリンズ&ルーク・ピオトルフスキーが執筆。原案には『ダークナイト』3部作や『ブレイド』シリーズのデヴィッド・S・ゴイヤーも参加した。
『ヘルレイザー』シリーズは英国のホラー作家クライヴ・バーカーによる『ヘルバウンド・ハート』に基づくもので、第1作『ヘル・レイザー』(1987)を皮切りに映画10作品が製作され、コミックやゲームなどのメディア展開が続けられてきた。2020年には米HBOでのテレビドラマ化企画も報じられている。
映画『Hellraiser(原題)』は2022年10月7日より米Huluにて米国配信予定。日本ではディズニープラス スターでのリリースになるとみられるが、現時点で国内配信情報は発表されていない。
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Source: Variety