マーベル異色ホラー「ヘルストローム」新予告編が米公開 ─ 「どんな家族にも悪魔はいる」兄妹の秘密と人類の脅威

マーベル・コミック原作、異色のホラードラマ「ヘルストローム(原題:Helstrom)」の米国版新予告編が公開された。「マーベル」の名を冠さず、ダークヒーローの物語を描き出す本作は、マーベル・テレビジョンが手がける“最後の新作ドラマシリーズ”となる(編注:“Helstrom”には「ヘルストーム」「ヘルストロム」などの別表記あり)。
「何世紀もの間、我々はこの世界に出入りする者たちを追い、戦い続けてきた。最も危険な奴らだ。封印する道はあるが、こいつは史上最悪だ」。物語の主人公であるダイモン&アナ・ヘルストローム兄妹は、謎の連続殺人鬼のもとに生まれた。2人が人類の敵を追う物語とともに、彼らの複雑な関係性やスキルが紐解かれていく。
予告編には、牢獄に入っている母親を尋ねたダイモンが、母の持つ“力”に抗えない場面や、その能力がどんどん強くなっていることをアナに告げるシーン、周囲の人々がヘルストローム一家について語る様子などが収められている。「あれは偶然の悲劇じゃない」「父親は凶悪だったし、母親は真実を知り、夫を罵っていた」。人ならざる者の存在がうごめき、兄妹の内側にも“何か”がうごめく。「世界が最も恐れるもの、それはヘルストローム家の再会だ」。家族に隠された真実とは、兄妹に秘められた能力とは……。“どんな家族にも悪魔はいる”というキャッチフレーズも気にかかる。
コミックのダイモンはサタンと人間の息子という設定で、「サン・オブ・サタン」として悪魔の能力を操り、現世と地獄を行き来するダークヒーロー。製作総指揮は「エージェント・オブ・シールド」(2013-2020)脚本家のポール・ズビゼウスキーが務め、主人公の兄妹は「ザ・ロイヤルズ」(2015-2018)のトム・オースティン、新鋭シドニー・レモンが演じる。
なお、本作はもともとゴーストライダーの単独ドラマとあわせ、“マーベル発の恐怖シリーズ”として構想されていたが、のちに「ゴーストライダー」は製作が頓挫。しかしながら、「ヘルストローム」はその後も企画が継続され、このたび待望の配信を控える。
ドラマ「ヘルストローム(原題:Helstrom)」は2020年10月16日よりHuluにて米国配信予定。