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チャールズ・マンソンとマンソン・ファミリーの信者を描くドキュメンタリー「ヘルター・スケルター」の製作が決定

1969年に凶悪事件を起こしたカルト集団「マンソン・ファミリー」を率いたチャールズ・マンソンと、その信者の姿を捉えたドキュメンタリーシリーズ「Helter Skelter(原題)」が新たに製作されることがわかった。米Deadlineが報じている。

全6部構成となる本作は、1960年代後半から1970年代前半にかけて、マンソン率いるカルト集団がいかにしてカリフォルニアを恐怖で支配したかが描かれるという。製作にあたっては、現場や法廷での元メンバーやジャーナリストたちの未公開証言映像や新たに掘り出された画像なども使用され、「マンソン・ファミリー」の歴史が記録されるとのこと。本編では、「殺人犯たちは、生来の者なのか、それとも作り出された者なのか」という犯罪心理学的な問題にも迫っていくそうだ。

チャールズ・マンソンは、ヒッピー文化に浮かれるロサンゼルスで、1960年代後半から70年代前半にかけてカルト集団「マンソン・ファミリー」を率いた人物。1969年8月、当時人気女優として活躍していたシャロン・テートら5人を殺害するなどの凶悪事件の首謀者として、2ヶ月後の10月に逮捕されている。逮捕以降は、終身刑により刑務所で過ごし、2017年に死亡した。当時のハリウッドを震撼させた「シャロン・テート殺害事件」から50年以上を経た現在、『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』(2018)や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)などで映像化され、再び世に知られることとなっている。

監督・製作を務めるのは、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作品『不都合な真実』(2006)を手がけたレスリー・チルコット。ほか製作には、「ARROW/アロー」(2012-2020)「THE FLASH/フラッシュ」(2014)のグレッグ・バーランティとサラ・シェクターが就任している。米MGM傘下のTV番組ネットワークEpixが製作・放送を担当する。チルコットは、「『Helter Skelter』は、私たちの時代で最も有名な犯罪事件の1つに対する新たな価値観を浮き彫りにする作品です」とコメントしている。

ドキュメンタリーシリーズ「Helter Skelter(原題)」は、2020年6月14日米国放送開始予定。

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Source:Deadline

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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