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クリス・ヘムズワース、『マイティ・ソー』以前に俳優引退を考えていた ─ 踏みとどまれた理由は「家族」

クリス・ヘムズワース
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36201779166/

クリス・ヘムズワースといえば、『アベンジャーズ』シリーズをはじめとするマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の雷神ソー役で知られる大人気スターだ。2019年には『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』といった話題作に出演するなど順風満帆なキャリアを歩んでいる。

このたび米Men’s Healthのインタビューに応じたヘムズワースは、ソー役を獲得する以前、俳優の夢を諦めて故郷オーストラリアに帰国することを考えていたと明かした。

ヘムズワースのハリウッドデビュー作となったのは『スター・トレック』(2009)。主人公ジェームズ・T・カークの父親役として登場し、短い出番ながらも大きな存在感を発揮した。順調なハリウッド・デビューを飾ったヘムズワースが当時、成功することを夢見た理由は「家族」だったという。

「演技も大好きでしたけど、成功して一番最初にしたかったのは、両親の家のローンを完済することでした。以前、いつ完済するかを父親に尋ねたら“正直に言うと、永遠にその日は来ないと思う”』と言われて。ほとんどの人がそんな感じだったんですけど、僕は変えたかった。」

この目的を胸に、『スター・トレック』以降もオーディションにはとても積極的に取り組んだそうだが、それからしばらくは作品に恵まれない日々が続いている。ヘムズワースは当時を振り返って「諦めるところでした」と話している。

「(『スター・トレック』から)8ヶ月経って、日に日に心配になっていったんです。モチベーションを維持できなくなっていって。オーディション前は、自分は緊張していないんだと信じ込むのに必死で、“気合い入れて、ここで意識を高めて、集中して”なんて考える余裕がなかったんです。」

そんなヘムズワースが心機一転、前向きにオーディションに取り組めるようになったのは、「この瞬間が全てを決める」と思わず、初心に戻ったのがきっかけだったとのこと。「親の住宅ローンを完済する」という目的を再認識し、「自分以外のことを考えたんです。お父さんの家のためにやろう、と」。その結果、ヘムズワースは『キャビン』(2012)のオーディションに合格。それから『レッド・ドーン』(2012)や『マイティ・ソー』(2011)など、現在につながる話題作に次々とキャスティングされていったという。家族想いなヘムズワースが俳優として大成功した姿に、きっとご両親も喜んでいるに違いない。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』は2019年夏に全国ロードショー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html
『メン・イン・ブラック:インターナショナル』公式サイト:http://www.meninblack.jp/

Source: Men’s Health

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Marika Hiraoka

THE RIVER編集部。アメリカのあちこちに住んでいました。