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ヘンリー・カヴィル、スーパーマン役に正式復帰 ─ 単独映画に主演の意向、今後のDC映画にも登場か

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生
© Warner Bros. Entertainment, Inc.

DC映画のスーパーマン役を演じてきたヘンリー・カヴィルが、今後の作品にスーパーマンとして正式に復帰することがわかった。カヴィル自身がInstagramにて報告したほか、米The Hollywood ReporterVarietyなどが詳細を報じている。

2022年10月25日、カヴィルはSNSにビデオメッセージを投稿。「スーパーマン役に復帰することを正式に発表します」「みなさんのサポートと忍耐に感謝します。みなさんの取り組みに報いることをお約束します」と述べ、映像に使用されたビジュアルが今後の展開を予告するものであることを明かした。投稿のキャプションには「新たな希望の夜明け」とも記されている。

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『マン・オブ・スティール』(2013)でスーパーマン役としてのデビューを飾ったカヴィルは、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)『ジャスティス・リーグ』(2017)にも出演。しかし、その後のDC映画は方向性の見直しを行っており、カヴィルがスーパーマンを再演する機会はなかった。『シャザム!』(2019)にカメオ登場した(首から下だけの)スーパーマンは別人が演じていたほか、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)のためにカヴィルの追加撮影が行われることもなかったとされる。

今回の映像は、今後のDC映画でスーパーマン役をカヴィルが再演することを正式に認めるものだ。報道によると、この映像は過去数週間を費やして準備されていたとのこと。現在、カヴィルは『マン・オブ・スティール』以来となるスーパーマンの単独映画に最低1作は出演したい意向で、その他の作品にも登場する可能性があるという。

新作は『マン・オブ・スティール』の事実上の続編になるとみられるが、現時点で企画に関与している脚本家・監督はいないとのこと。この話題は2022年10月中旬にも浮上しており、プロデューサーには、カヴィルが出演したDC映画の全作を手がけたチャールズ・ローヴェンが復帰。現在は脚本家の検討が進められており、候補者には『ミッション:インポッシブル』シリーズの監督・脚本を務め、カヴィルとも『ミッション:インポッシブル:フォールアウト』(2018)で組んだクリストファー・マッカリーの名前が挙がっているという(正式な打診はこれからと報じられている)。

なお、ワーナー・ブラザース/DCコミックスは、カヴィル演じるスーパーマンを長らく登場させてこなかった一方で、J・J・エイブラムスが製作する黒人版スーパーマン映画(タイトル未定)をゆるやかに進めてきた(しかし具体的な計画は決まっていない)。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの新CEOであるデヴィッド・ザスラフ氏は、この状況に対し、「マーベル・スタジオが年に3本の新作を公開し続けているのに、なぜDCはスーパーマンを放置しているのか」との不満を漏らしていたという。

いよいよカムバックするヘンリー・カヴィルのスーパーマン。ここからDC映画がふたたび劇的に動き出すことになるか。

Sources: The Hollywood Reporter(1, 2), Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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