ジャッキー・チェンとジョン・シナが最強共演『Hidden Strike』爆風予告編が着弾

カンフーアクションのレジェンド、ジャッキー・チェンと『ワイルド・スピード』シリーズのジェイコブ・トレット役でお馴染みのジョン・シナという超強力タッグによるアクション映画『Hidden Strike(原題)』が長きにわたるポストプロダクションを経て、公開に向けて動きだした。予告編映像が公開されている。
『ニード・フォー・スピード』(2014)や『エクスペンダブルズ4』の監督スコット・ワウによる本作は、元々『プロジェクトX(仮題)』『Ex-Baghdad』『Snafu』などのタイトルで2018年より企画が進行しており、シルベスター・スタローンの代役で起用されたシナの飛躍にも注目が集まっていた。中国の民間軍事会社に雇われている傭兵ルオ(チェン)は、イラクの首都バグダッドにある中国経営の製油所が攻撃を受け、従業員を救うため派遣されが、攻撃の目的が石油の強奪にあることを知る。ルオはイラクで孤児の教育に従事しているアメリカ人の元海兵・クリス(シナ)と協定を結び、「死のハイウェイ」で民間人を護衛することとなる。
本作の撮影そのものは2018年に終了していたが、新型コロナウィルスの感染拡大、中国映画市場の劇的な変化、また、シナが『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021)のプロモーションに際して台湾を「国」と呼んだことから起きた騒動などを受けて、度重なる公開延期を余儀なくされていた。現段階でも公開日や配給会社についての情報は明かされていないが、制作会社のXYZ Filmsが予告編映像を公開したことから、これから本格的に動き出すと想定される。
予告編の冒頭では工場が豪快に爆発する様子や、同乗した車でシートベルトがなかなか引き出せず、イライラしているクリスに対し、ルオが「ゆっくり、ゆっくり…穴にさしこんで」とたしなめるように声をかける様が映し出される。砂埃が舞う中での銃撃戦やカーチェイスは『エクスペンダブルズ』シリーズや『マッド・マックス』シリーズを思わせる。敵と思しき男は「貸しをただ取り戻そうとしているだけだ」と凄むが、彼の狙いは一体何なのか。
また、クリスが「お前は上を行け、俺は下を行く」とルオに二手に分かれるよう指示したり、クリスの上に被さったルオが即座に「俺は大丈夫、君は?」と尋ねたり、2人が繰り広げるコンビネーションもテンポがよくスリリングだ。2人の計画を成功させられるのか、そして無事敵地を脱出できるのか。
シナは目下、『ワイルド・スピード』最新作『ファイヤーブースト』が大ヒット上映中で、ジャッキーは人気シリーズ『ラッシュアワー』の第4作が企画進行中と、それぞれアクションスターとしてキャリアを爆走中。『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』の声優でも共演を果たしており、『Hidden Strike』での名コンビぶりに期待がかかる。
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