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『ヒッチャー ニューマスター版』ルトガー・ハウアー生前インタビュー映像が到着 ─ 撮影技術を絶賛「テレビじゃないぜ」

ヒッチャー ニューマスター版
© Filmverlag Fernsehjuwelen. All rights reserved.

“乗せたら最期、死のドライブが始まる”。2019年7月に75歳で死去した名優、ルトガー・ハウアー出演のサイコ・スリラー『ヒッチャー』(1986年)が、公開から35年の時を経て、HDリマスター化・ニューマスター版として、2021年1月8日(金)より全国順次公開される。この度、『ブレードランナー』(1982)のレプリカント役で一躍話題となった生前のハウアーが、『ヒッチャー』撮影時について語る特別映像が到着した

本作は、殺人ヒッチハイカーを乗せたばかりに、ひたすら狙われ続ける青年の混乱と絶望を描き、アメリカ全土に”恐怖のヒッチハイカー“というトラウマを植え付けたサイコ・スリラー。シンプルなストーリーながら、全編に異様な緊張感を持続させることに成功、と同時にド派手なアクションの連続で、観る者に恐怖と興奮を与え続け、今もなお多くの映画ファンに愛されている傑作だ。

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ヒッチャー ニューマスター版
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公開された特別映像は、『ヒッチャー』旧DVD特典より抜粋したインタビュー。映像前半では、主人公ジム・ハルジーを演じたC・トーマス・ハウエルと、ジムをどこまでも追いかける神出鬼没な殺人鬼を演じたハウアーが、共演した時の互いの印象を語っている。撮影当時18歳だったハウエルは、彼との共演が自身の実生活での運命さえ変えてしまうほど激烈な経験になったと振り返る。一方ハウアーは、「彼の特に好ましかった点は、場面で我々の間に何があろうとも役に専念した事だった」とハウエルの姿勢を高く評価した。

ヒッチャー ニューマスター版
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映像後半では、制作準備の大半を監督が撮りたいことを理解するために費やしたという撮影監督ジョン・シールによる、美しくもスケールのある撮影技術について二人が解説している。テキサスの広大な砂漠の真ん中でジムの車から振り落とされ、恨めしそうに車を見つめ立ち上がるジョンをワイドスクリーンで撮影したというシーンでは、「路上のルトガーをゆっくり進む移動式カメラで撮った」とハウエルが熱心に説明。さらにハウアーは「いいだろう?テレビじゃないぜ」と、映画ならではの大掛かりな撮影方法について、クールながらも気に入っている様子で語っている。

『ヒッチャー ニューマスター版』は2021年1月8日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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