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トム・ホランド、新境地の犯罪映画『チェリー』は「自分史上最高の仕事」 ─ もうひとつの新作スリラー、あっさりネタバレしてしまう

トム・ホランド
Photo by https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28652895005/

マーベル・シネマティック・ユニバースのスパイダーマン役で知られるトム・ホランドは、今後、ヒーローとはうってかわった役柄を演じた2本の新作映画を控えている。イラク戦争の帰還兵を演じる『チェリー(原題:Cherry)』と、いじめを受けてきた少年を演じるスリラー映画『The Devil All The Time(原題)』だ。

『チェリー』は「自分史上最高」

『チェリー』は、軍隊に入ってイラクに派遣された青年が、帰国後に薬物依存となり、やがて銀号強盗に手を染めていく物語。著者ニコ・ウォーカーの実話に基づく同名犯罪小説(文藝春秋刊)を映画化する一作だ。INQUIRER.NETにて、トムは本作について「自分史上最高の仕事だと思います。僕の変化にはすごく驚いてもらえるはず」と自信を示している。

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劇中、トムの役に名前は与えられていないというが、演じるのは原作の著者ニコ・ウォーカーにあたる役どころ。役づくりのため、トムは過酷な減量に取り組み、頭髪をスキンヘッドに剃り上げた。インタビューでは「軍に入り、医者になった男の子の役」だと語り、イラクでの戦場体験からPTSDとなり、帰国後に治療薬オキシコドンを乱用、麻薬性鎮痛剤(オピオイド)の依存に陥るとの設定を説明している。「これは、彼が恐ろしい悪循環にはまっていく物語だし、支援の足りない帰還兵に僕たちがどう接するべきかという物語でもあります」

監督は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ監督。トムと同じくヒーロー映画の世界から脱し、アメリカの社会問題である“オピオイド危機”の問題に正面から挑んでいる。トムは「映画を観てもらえれば、世界中の人々が目を見張ることになると思います」と述べ、ルッソ兄弟の仕事ぶりにも「素晴らしいですよ」と賛辞を寄せた。「マーベル・ユニバースにお別れをした彼らにとって、これは新たなキャリアの幕開け。そこに連れてきてもらえて、本当にうれしく思っています」。

新作スリラー映画、あっさりネタバレする

トムにとってもうひとつの新作『The Devil All The Time』は、ドナルド・レイ・ポロックの同名スリラー小説をNetflixが映画化するもの。米オハイオの未開拓地で暮らすウィラード・ラッセルは、死の迫った妻シャーロットを救うため祈りを捧げているが、その行動はやがてエスカレートしていく。そのころ、学校でいじめられている息子アーヴィンにも変化が起こり、連続殺人鬼のカップル、牧師、地元の保安官たちと関わりはじめるのだった。

トムはアーヴィン役を演じ、共演者にはマーベル映画のバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタン、『トワイライト』シリーズや『グッド・タイム』(2017)のロバート・パティンソン、『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズのミア・ワシコウスカ、『IT/イット』シリーズでペニーワイズを演じたビル・スカルスガルドら豪華キャストが揃っている。

本作について、トムは「コメディではありません。スパイダーマン役からすると変わった展開ですね」と予告。ちなみに今回のインタビューで、自分の役柄について「ディープサウス(アメリカ最南部)出身で、最後には◯◯◯◯◯◯◯(編集部伏字)する男です」と一言。原作のあらすじにも書かれていない重大な展開を、ずいぶんあっさりと喋ってのけている。いわく「◯◯◯◯という演技は初めての経験でしたね」。ネタバレ王子、健在だった。

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Source: INQUIRER.NET

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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